Black&Deckerの12V掃除機Pivot auto(PAV1205)に付ける隙間ノズルを作りました。
ありそうで無かった、隙間ノズル。
目的
B&Dの12V掃除機には専用ホースと、ブラシノズルが付属しています。ブラシノズルは車内のシートやカーペットの掃除用なので、隙間のゴミを取るのには向いていません。
この掃除機をデスク周りの掃除に使っていますが、LCD下などのホコリが取りにくいのです。
先日、極細ノズルを作ったのですが、ここまで細くなくても良かったような。
ということで、付属ホースの先端に取り付ける隙間ノズルを作ることにしました。
設計
形状は所有している集塵機用のすき間ノズルを測って、モデリング。そのままだと口径が大きくて合わないので、B&D PAV1205のホースに合わせてスケールを縮小しました。
平均肉厚1.5で作っておいて、縮小したら1.3ぐらいになりました。
CURAの設定は最近はいつも同じです。ABSで出力するので、温度は230℃/85℃。
出力完了。写真は外した後ですが、周りを囲って雰囲気温度を高くしています。
内側は積層痕が消える程度にペーパーで磨きました。
下は基になった集塵機のノズル(口径35.5mm) 上は口径31.5mm(88.73%縮小)
使用状態
掃除機に専用ホースを取付けて、先端に隙間ノズルを付けてスイッチON。
イイ感じです。もっと奥(机の縁辺り)を掃除する場合、今までになく使い易いです。
これは標準付属にしてもイイぐらい。
動画
吸い付ける様子は動画をご覧ください。
まとめ・感想
口径の合った汎用ノズルを買ったとしても、そう高い物ではありません。しかし探す手間を考えると、作った方が早いかもしれません。一度データを作れば、口径が合うように拡大縮小するだけで色んな掃除機用に展開できるのは3Dプリンターで自作するメリットでもあります。
このノズルは思ったより使えます。掃除機本体を片手に持って、もう片方でノズルを持ち、隙間に突っ込んで左右に動かせば、楽に掃除ができます。(満足度:90)
コメント
素晴らしい吸い込みです!
モデルが有れば寸法取りして、サイズを簡単に自在に拡大縮小してプリンタで作れるのは凄いですね。
ありがとうございます。
3Dデータがあると、一部分を別のモデルに流用したりするのも簡単です。
切ったり貼ったりするより、そこが3Dの一番のメリットですね。
う~ん
さすがですね
ノズルの径がもう少し細いかなって思ってましたが、この位がちょうどいいかもです
もう完全に商品化可能ですね・・B&Dに逆に売ってみたらどうかななんて??
本体に紐をつけて肩から下げれば、両手が使えますね・・・そこまでは??
この掃除機をデスク周りで使う人がどれだけいるか、って話になりますが
でも隙間ノズルが付いていたらみんな嬉しいと思います。
延長管と、フロアノズルっていうのもいいかも?
これ横幅を広く細くすれば
窓のサッシ、キーボードといったのを
まとめて掃除できるのでは?
色々展開できますね。
3Dプリンターは思いついたらすぐに作って試せるのでイイですよ~