カブに付ける時計が欲しい。ということで100均を回ったのですが、コレというのが見つからず。100円の腕時計を3Dプリンターで作った防水ケースに入れて使う方向で考えました。
100円なら盗まれても惜しくないし、壊れたら買い替える前提で、割り切って作りました。
ダイソーの腕時計
ダイソーで2023年3月時点で、110円で買える腕時計です。
BLUE PLANET
まあでも、これが100円っていうのは驚きです。
設計
腕時計の外観をノギスで測って、それを面オフセットするような形でモデリングしました。
下のケースに時計を置いて、上のケースで蓋する感じ。
肉厚:下1.3、上1.4 上下ケースのクリアランス:0.3 t1.2のアクリル板を乗せます。
3Dプリント
設定はいつも通りです。ABSで作ります。
ベッドの温度は92℃としました。
24分ほどで下のケースが出来上がり。
上のケースは2通りの配置でプリントしてみました。
左:サポート材が付かない 右:内側にサポート材がぎっしり
右の表面を上にしたほうが綺麗です。こちらを採用。
時計を入れて確認。
アクリル加工
窓の部分に透明アクリル版を四角く切ってはめ込み接着する予定。
10年以上前に100均で買ったアクリル板。
しっくり留まるようにヤスリで調整します。
塗装
紫外線に曝されるし、表面を綺麗にしたいので、塗装することにしました。方法はいつものようにパテと水研ぎの繰り返しです。下地を作ってから、アクリル板を接着することにします。
サフェーサー(ボデーペン)を吹いて凹凸が見えるようにします。
左上:ポリパテ→ 右上:水研ぎ→ 左下:サフェの後ラッカーパテ→ 右下:水研ぎ
サフェーサー塗装で下地が完成。
色はガンメタにします。
アクリル板を接着後、マスキングして塗装します。
防水ケースが完成。
底に0.9mm両面テープを貼って、ハンドルカバーに貼り付けました。あとは何年持つか?ってことだけです。(満足度:80)
コメント
ここは出来れば針時計(またメーター内ビルトインできれば)なら、なお嘉でしたね^^)。
もう20年以上前になりますが…、海外渡航(一応お仕事)の際に、100均で”お土産”をいっぱい買って行きました。とくに喜ばれたのは、当時からあった(当時はあった)”メタルバンドの”デジタルウオッチとソーラー電卓でした。すでに彼の地でも中華製品は席巻していましたが、当時の為替レートを鑑みても日本で腕時計が”100円”で買えることは異常でした。しかるに、現在まだコレらが100円(実質は110円ですが…)で手に入るんですから、いったい何がどうなっているのでしょうねぇ?…^^;)。
最初風呂用の防水時計があればと思って探したのですが、見つかりませんでした。
次はバックミラーをハーフミラーにして、裏から光る・・みたいなのを作ろうかと思っています。こういうのって売ってないのかな?
>”メタルバンドの”デジタルウオッチ
ありましたね。ゴムで伸びるみたいなやつですね。
しかし100円で売れるということは30円ぐらいで作れるということですから
まあ凄いですね。