このところ3Dプリンターの稼働率が高いのですが、そういう時に限って調子が悪くなるんですよね。ベッドは熱くなるのですが、ヒートブロックが熱くならないという状況です。
Anycuic i3 megaを導入したのは17年9月なので、あと3ヶ月で丸4年になります。
原因と対策
熱くならない原因としては、ヒーターの損傷、コネクタの接触不良、メイン基板の故障などが考えられます。基板が逝ったとしたらちょっと大変です。
とりあえず購入時に付属していたスペアのホットエンドASSYに交換してみようと思います。
故障の原因が他だとしてもノズルが新しくなれば気分的にもイイし。
カバー分解
古いホットエンドを取り外すべく、カバー上面のネジを外してみます。
テキトーにネジを抜いてみましたが、上のネジだけでは外れませんでした。
その前にここの結束バンドを切って外しておこうかと。
後ろの下のネジ左右2本を抜けば外せました。
チューブの先をフィーダー側のカプラーから抜いて、ノズル側から引っ張って抜き取ります。
先端が樹脂まみれです。4年間ご苦労さんでした。
交換
取り外したのと逆の手順で組み付けます。
新しいホットエンドASSYをフレームに固定して、コネクタを接続したところ。
カバーを元通りネジ止めして、交換完了です。
新品は気分イイですね。
Preheatしてみると、ホットエンドはすぐに100℃を超えてきました。ベッドも問題なし。
メイン基板の故障じゃなくて良かった~。
早速実用で使いたい所ですが、その前に確認用のモデルを作ってプリントしてみました。
1層だけの✕形状のモデルです。プリント後、ベッド各所で貼り付いた樹脂の厚みを確認してみた所、ほぼ均一でした。ベッドの水平状態も問題なしです。
これで修理完了。これで当分は大丈夫でしょう。このANYCUBIC I3 MEGAで作った自作品は70点を超えています。頼りになるヤツです。今後もじゃんじゃんプリントしますよ~。
コメント
何でも修理できてしまうoink!さんは凄いです。
「スペアのホットエンドASSY」がついてくるということは、高熱がかかり不具合が出やすい部品なのでしょうね。
一番簡単な方法で直って良かったです。たまたま当たっただけですよ。
このパーツはノズルが詰まったり、熱電対が割れたりすることはよくありますが今回は電熱線が切れたのでしょうか?消耗品なんでしょうね。
修理完了おめでとうございます
このヘッドですか消耗品ですね
こわれるのは仕方ないと思います
でもさすがoink!さんサクっと直してしまいましたか、修理の世界って
半分は勘ですからね・・・その勘がすばらしい
このヘッドって、熱でABSを溶かすんでしょうがその溶かしたABSを
う~んって出すのはどうやってるんですか?です
はい、ありがとうございます!
直すって言っても一番簡単で、一番確率の高い所を触ってみただけです。
深みに嵌まらなくて良かったです。
>その溶かしたABSをう~んって出すのはどうやってるんですか?
溶かすのは先端ですが、フィラメントが機械に入る所で2つのギザギザのローラーで挟んで送り出しています。
(ゴムライクな柔らかいフィラメントは別の方式です。)