ダイソーの伸縮ランタンライトにスピーカーとアンプを詰めて、ギターアンプを作りました。
昔、こういう筒型のボディを横にした感じのステレオラジカセがあったような記憶あり。
ランタンにスピーカーを内蔵
この300円ランタン、形がスピーカーを内蔵してくれと言っていいるような気がしました。エンクロージャーとして見たら、使う時に容積が増えるし、用途もピッタリです。
上に伸したらスイッチが入るのも面白い。
そして何より丸七の55mmスピーカーがピッタリ収まります。(´∀`)b
穴あけ加工
まずはスピーカーの音が抜けるように、ケースに穴を開けます。
キリでセンターポンチを打ってから、ボール盤で1個ずつ丁寧に。
スピーカー後の空間を隔てている壁にも穴を開けます。穴はリーマーでラフに広げました。
ギターのシールドケーブルを挿す場所は、閉じた時に最も影響が無い下の部分にしました。
それでもジャックが干渉するため、ホヤの下を切り欠き、上部を9mm短くカットしました。
心臓部を見せる演出
アンプ基板は最下部に収めることもできるのですが、折角透明なホヤがあるので、ディスプレイケースとして意味を持たせ、PAM8403の基板を見せる形にしました。
リフレクターの前後を切り欠いて、エンクロージャー内の空気が行き交うようにします。
ホヤを9mm短くしたら、スイッチに届かなくなったので、Φ4のパイプを接着して延長。
基板をディスプレイするのなら、ということでスポットライトを付けることにしました。
基板の上以外の穴は空気を通すために開けておきます。LEDはCRDで電流制限しました。
回路はPAM8403-7ミニギターアンプと同じです。Rチャンネルを通した後、Lを通して歪ませる方式。電源は元々の3AAをそのまま使います。音出し確認OKです。
オーバードライブON/OFFは、スライドスイッチからロッカースイッチに変更。
音量はギター側で操作すれば済むので、ボリュームは無しで行くことにしました。
スピーカーを接着剤で固定し、ハンダ付け。あとは本体に締め込めば完成です。
上に引き出すをアンプの電源が入り、基板が光ります。
こんな小さいアンプでも、イイ音でますよ!
ギターの音
まとめ
100円のスピーカーに50円のアンプ、そして300円のハウジング。ガワが一番高いというギターアンプです。(^∇^) しかし、このガワを使うと容積が稼げるし、筒型の形状も相まって、音が共鳴するアクティブスピーカーが作れます。
普段は小さく、使う時に容積が稼げるという伸縮ランタンライトはスピーカーエンクロージャーに最適だと思います。今回はギターアンプに変身しましたが、150円ぐらいで売っているBluetoothドングルを仕込むのも面白いかもしれません。
電源は伸縮ランタンライトの電池BOXをそのまま使いましたが、下手に5Vに昇圧するよりも電池そのままの4V前後を使ったほうがノイズが少なくて良いかと思います。
コメント
流石です。エレキギター奏者ならではの発想ですね。
> Bluetoothドングルを仕込むのも面白いかもしれません。
私にとってはこちらの方が用途有りそう。(但し、ランタン未購入です)
ダイソー300円スピーカーが入るのなら、L,Rそれぞれ作って、音源によって低音を増やしたい時は筐体を伸ばし、軽くBGMにするなら縮めてコンパクトに使う…
底面に18650が入るのなら長時間運用も可能になる?
>音源によって低音を増やしたい時は筐体を伸ばし、
5cm級のスピーカーだと、常に低音を増やしたいような気もしますが・・・
でもこのランタンの容積があると、先に作ったR7(丸七)ギターアンプと比べて
音が共鳴しているのがはっきり分かります。隙間にスポンジテープのようなものを詰めて、ハウジングの中にフェルトを貼ればもう少し音が締まるかもしれませんね。
追記:
スピーカーを内側に向けて取り付ければ、反射鏡部分で音が四方に広がり無指向性スピーカーになる?
リフレクターがラッパのような形をしているので、なんか音の作用に使えそうかな?って思ったんですがアイデアが浮かびませんでした。
う~ん
流石ですね、ギターの腕もなかなかと拝聴しました
ランプが赤色で音で明るくなったり暗くなったりしたらどうでしょうか
ちょっと下品かな
基板を見せるのはいいと思います
縁の下の力持ちではかわいそうですもんね。
実はよく見ると音が出るのと合わせてLEDが暗くなってます。
スピーカーに電力が使われると電圧が下がるみたいです。
赤青の自己点滅LEDを付けようかとも考えたんですが、やめました。
この小さい板から音が出るのは中々すごいですね。