USB機器の電流と電圧を測るためのツールを作りました。コレを使えばUSBコネクターにテスターが簡単に繋げられます。
テスターリードをワニ口(みの虫)クリップで挟んで使います。
ベースは先日作ったUSB簡易電流計に使ったものと同じ「USBスイッチ付きコネクター」です。この商品はUSBツールを自作するのにいいですね^^
前に買ったものはON/OFFが印刷でしたが、これは型で表示されています。
このスライドスイッチをモード切替に利用したいと思います。
ケースは接着されているので、合い面を丁寧にカッターで切って中身を取り出します。
スイッチがOFFでもDATA+とDATA-は繋がったままです。
基板(表裏)の回路をたぐってみました。
2極双投のスイッチでVCC(+5V)だけでなく、GNDも入り切りしています。
できるだけ基板パターンを生かしつつ、スライドスイッチで電流計測と電圧計測のモード切り替えができるように配線を考えました。
[ON]の時=電圧測定モード、[OFF]の時=電流測定モード。
上の配線図を基に基板が完成しました。
パターンを1ヶ所切っただけで、上手く切り替え回路ができたと思います。
あとは上のケースにコードを出すための切り欠きを作れば完成です。
早速実際に使ってみます。
まずは100均USBチャージャーの電圧を測ってみました。
スイッチを[OFF]側にして、電流を測りながらスマホを充電。220mAと低めです。
スマホ付属のACアダプターを使うと充電電流は420mAに上がりました。
電圧は5.27V。
スマホの充電電流計測では、先日のUSB簡易電流計が点滅で示していた電流値と今回テスターが示した電流値が大体合っていることが確認できました。
このツールを電圧測定モードで使う時はクリップをショートさせないように注意が必要です。この部分をもう少し安全に使えるようにしようとステレオ分配器を買ってきました。
テスターリードをジャックに抜き差し実験してたら、接点の金属が折れてしまいました。
結局、大きいクリップのカバーを付けて、金属が露出しないようにしました。
すぐにどっちだっけ?って忘れてしまうので、シールを作ってスイッチの所にペタ。
USBコネクターにテスターを繋ぐだけのシンプルな機能なので作るのも簡単。意外と便利に使えます。
(2014-02-24 usb_test)
コメント
記事を参考に、同じものを作ることができました。
今まで手軽に電流の測定ができなかったので、大変うれしく思っています。
ありがとうございました。
USBの電圧電流計が安くで売られてますが、愛用のテスターで測ったほうが
何となく正確な気がします。気がするだけですけど^^
お役に立てて嬉しいです。ありがとうございました。