ラクーンコンポのハンドルにバッテリーインジケーターを付けました。ボタンを押すとバッテリーの残量が5段階で表示され、3秒ほどでフワッと消えます。簡単に確認できて便利です。
表示器自体は市販品です。それをハンドルに取り付けるケースを作りました。
設計
6串用の電量表示板はAliで見つけて買いました。リチウムイオンに改造して使っているラクーンコンポのバッテリーに繋げるだけで使えます。
リチウムイオン6直列用です。19.8Vから25.2V(満充電)までをLEDの数で表示します。
この基板を専用設計したケース(緑)に収めます。ハンドルに固定するパーツ(紫)は100均のヘルメットホルダーの寸法を参考にモデリングしました。
2つのパーツを別々に作って接着します。こうすることで丈夫で綺麗に作れます。
ケース底の右側からケーブルを出す構想。
3Dプリント
速度・温度の設定はいつも大体同じです。ABSでプリントします。
小さいパーツですが一応Brimを付けておいた方が失敗する確率が下がります。
バンド部分はこの方向でプリントしたほうが作り易いし、積層が同心円になるので丈夫です。
2つのパーツが完成。これをABS糊で貼り合わせます。
組み立て
基板の裏は平らで、コードが2本出ています。100均のUSBケーブルから切り取った2芯ケーブルを繋ぎ、ケース底の穴を通します。そしてシリコンで固めてしまおうかと思います。
電量表示器の表面とケースの周りをマスキングします。
シリコンシールを注入。(MEKOに注意。)
シリコンが固まるまでの間、挟んでおきます。
ハンドルに取り付け、隙間にもシリコンを塗り込みます。
バッテリーインジケーターが完成。
配線
ケーブルをバッテリーのプラスとマイナスに繋げれば良いのですが、どう引き回すか。シフトワイヤーが通っている穴があったので、そこに並べて通すことにしました。
先に針金を通し、端にケーブルをテープで留めて、引っ張り出します。
後ろの穴から出ました。色がグレーに変わってるのは、別のケーブルを継ぎ足したから。
メインキーの後ろに繋ぐのがベストですが、ケーブルを引き出すのが大変なので、バッテリー端子に繋ぐことにしました。丸型端子をカシメ、ナットで共締めするだけなので簡単です。
途中にヒューズホルダーを取り付け、1Aのヒューズを入れました。
あとはケーブルを隙間に押し込み、カバーを取り付けたら完成です。
コメント
これいいですね
車もいいかなって思いましたけど、電圧が足りませんでした
でも造作も丁寧でかっこいいです・・マジで販売したらどうですか
MEKOに注意ってどういう意味ですか・・レベルが低くてすみません
ありがとうございます。
この表示器のいい所はボタンを押すと数秒点いて消えること。
板状なので、貼るだけでOKです。いろんな所で使えそうです。
量産する予定はありませんが、ワンオフでの作製は承ります。
>MEKO
シリコンが固まる時に出るガスみたいなものです。目が痛くなったり、吐き気がしたりします。
なるほど、ありがとうございました。
どういたしまして^^