TZRのヘッドライトをLED化したのが予想以上に良かったので、カブもLED化することにしました。しかし、カブのヘッドライトは交流電源で、設置スペースも狭く、難易度が高いです。
↑こういうAC/DC変換付きのを入れる手もありますが、ライトハウジング内に収めるのが大変そう。ファンがメーターケーブルに干渉するって話も聞くし、エアフローも悪そう。
ファン付きだと排熱が心配だし、光軸調整でバルブを後ろに下げるのは無理っぽい感じ。
ファンレスのLEDバルブで行こう
明るさよりも、取付け易さ優先で、ファンレスのLEDバルブを付けることにしました。カブに合うランプはPH7とか、P15d-25-1とかいう15mmの太さで、つばが1つのタイプです。
Aliで買ったHi/Lo切替1200lm・10Wバルブ。DC12V用なので、別途AC/DC変換が必要です。
上下2面にCOBが付いています。また、口金の中にはLEDドライバーが入っています。
カブのヘッドライトは交流
ヘッドライトに来る電圧を測ってみると、アイドリングでAC9.3V。これをDCに変換する必要があります。
空吹かしすると、マイナス表示になったりして、正確な電圧がよく分かりません。┐(‘д’)┌
とりあえず青線(Hi)、白線(Lo)を切断して、オス/メス・ギボシを取付け。
まずは余り物の300mA定電流のLED電球用ドライバを取付けて試してみようと思います。
点くには点くけど、LEDドライバを2重に通す形になるためか、暗いです。やっぱりここに挟むのは直流定電圧コンバーターの方が良さそうです。
AC/DC変換コンバーターを購入
『N’sアーリアネット AC/DC変換コンバーター』という商品を買いました。レビュー写真を見ると箱に[MS-360]と書かれており、Aliその他の中国サイトで探してみたのですが、売ってないみたい。ということで素直にamazonで購入しました。2千円ほどの商品です。
意外と小さいです。これならカブの狭いライトハウジングにも収まりそうです。
ちょっとケーブルをどかしてやると、隙間にスッポリ収まりました。
出力電圧は15.5V前後で安定しています。上がっても瞬間的に16Vに達する程度です。
ちなみに、ブリッジダイオードとコンデンサで簡単に作れるのかも?と、裏蓋を開けてみましたが、固められていて何も分かりませんでした。(電コンは680μF/25V)
点灯テスト
早速LEDバルブを取付けて、エンジンを掛けてみました。一応点灯はOKですが、ハンドルのスイッチがHiでLoの点灯、スイッチがLoでHiの点灯をします。
スイッチHi:上のLEDが光っている状態。 スイッチLo:上下のLEDが光っている状態。
Hi/Loが逆なのは配線を挿し替えれば何とかなりますが、問題は軸が全然合っていないこと。Hiの状態で真ん中を照らさないのでは使えません。(暗いのは後から考えます。)
左:ハロゲン30W 右:LED10W(gifアニメはハロゲンに合わせてHi/Lo逆にしてます。)
光軸が合わない訳
軸が合っていない原因を考えてみたのですが、どうもLEDの位置が悪いように思います。
ハロゲン球と比べるとLEDの位置が前すぎるような気がします。また、他のバルブを見ると、Loの光源は前側にあるのがほとんどですが、このバルブはなぜか後側に付いています。
細線の矢印が現状。太線の矢印が理想の光軸。光源が後ろに行くほど水平に近づき、前に行くほど上または下方向に照射します。
バルブを改造
カブのリフレクター形状に対してLEDが最適な位置になるように改造しようと思います。
アルミの部材を削って短くし、前側のヒートシンクが上下逆になる形を目指します。
で、ここまで出来ました。
一度バラして加工後に組み直しました(仮組み状態)。光軸は良くなっているはず。
光量アップのためにCREEのLEDと専用の定電流ドライバーを組み込む予定です。
TZRのようにポン付けで簡単に、とは行かないですね。 詳細はまたあらためて・・・。
続きはこちらです。
おすすめ記事
コメント
なるほど、LEDの位置短く 詰めたのか…
まさに執念の加工技術ですね(笑)
はい。執念です。(^w^)
実はLEDを焼いてしまって、2個目を注文して、2週間待って
ああでもない、こうでもないと、ここまで1ヶ月以上掛かっています。
いっそバッテリー点灯に出来ないものでしょうか?。
消費電流はウィンカー球並みでしょうから、アクセの
ヒューズから供給できそうですが。
光源の位置調整も、深さ(上下)を換える方が易い
ように思うのですが、なぜ不可能なのでしょうか?。
こう言ったスペシアルな球が、安価に入手できるとは、
良い時代になったものです。
(しかし、当方このところAliがトラブル続きで…)
バッテリーから取るのは簡単ですが、既にテールランプとシガーソケットがバッテリー直なので、これ以上は止めとこうと考えました。(ヘッドライトを光量アップするために30W位まで増える可能性もあるし。)
>光源の位置調整も、深さ(上下)を換える方が易い
バラして、ハロゲンのフィラメントと近い位置にするのが簡単で、きれいにできると考えました。
>しかし、当方このところAliがトラブル続きで…
こちらは広州の郵便局に4回出たり入ったりってのがありましたが、まあとりあえず荷物は問題無しです。
カブのライトは交流点灯なんですか、初めて知りました
そうするとウインカーもそうなんですか?
昔乗りましたけどね・・・おはずかしい
オルタネーターと直接つながっているんですか
>空吹かしすると、マイナス表示になったりして
電圧はむちゃくちゃになるでしょうけど
わかりません?マイナス??
鍛冶屋さんのコメントのようにバッテリ直がいいと思います
電圧も安定するでしょうし、バッテリがでかいコンデンサの
代わりをしてくれますからね
最近のバイクはよく知りませんが、小排気量のバイクは交流が多いです。
オルタネーターの所で直流に変換する手もあるようですが、大変そうなので止めました。
電圧がマイナスになるのは、オルタネーターがヘタっているのか、テスターの問題なのか、どっちかなんでしょうね。良く分かりません。
バッテリー直は、できればやりたくないので、ポン付けでDCにしてくれる楽な方法を選びました。
はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。
最近はLED信号機もよく見かけるようになりました。ただ、本当にLEDで良いのでしょうかね? 岐阜薬科大学の研究グループが発表した「青い光が目に悪影響仕組み解明」この報告がとっても気になります。
ブルーライトというとLEDが悪者のように思われがちですが、LEDの信号機よりも周りの太陽光の方が何倍も目に悪いし、蛍光灯も同じようにリスクがあるという話です。
LEDのブルーライトを抑えるには、色温度を下げることです。例えばWindowsの夜間モードの考え方がそれですね。また、電球色LEDの青成分は白熱電球並みです。
ヘッドライトは白くて目に悪そうですが、そもそも直視するものでは無いし。
日本照明工業会の資料が参考になります。
http://www.jlma.or.jp/anzen/chui/bluelight.htm
ちょっとした調整、ひと工夫は必要ですね。LEDだけでなく。展示ものを扱う博物館側もLEDの使用に関する文書ファイルがありますね。
たくさんの長所もあるLEDですが、LEDと普通の電球を照明として点灯させ続けると、食べ物にはどのような変化の差異が出てくるのか。子供が提出することになっている夏休みの宿題があるので、この実験をやらせてみようかと思いました(笑)
TZR、丁寧に維持されていますね。5年ほど前に、売却してしまいましたが、87年型の1KTにYuzoのチャンバーで楽しく走ってました。ただ、あのFシングルディスクは、ボクにとっては、全然ダメでした。ハードブレーキングを行うとフロントがヨレちゃって、一気にフルバンクへと移行したい乗り方には辛いものがありました。
>夏休みの宿題
LED光でレタス栽培っていうのは実用化されてるみたいですから、
どういう結果が出るのか興味深いです。赤色がよく育つとか、
色の違いで育ち方が違ってくるんでしょうかね。
TZRは楽しいですが、たまに始動に失敗してプラグが被ると大変です。
カウルを外さないとプラグが外せないのが辛いです。
フロントフォークのオイル交換をやろうやろうと思いつつ
もう5年が経ってしまいました。