現在ベランダの物干し竿に設置しているソーラーパネルは午後になると建物の影に入ってしまいます。屋上(陸屋根)にソーラーパネルを設置できればいいのですが、どうやって固定するかという問題がありました。置くだけでも風で飛ばされないパネルならと試作したのが下の写真、「エアロソーラーパネル」です。
横風が上に抜けるので飛ばされないパネルです。詳しくはこちら。
強風でも飛ばされないという目的は(多分)達成できたのですが、2つの欠点がありました。
1つ目はパネルの傾きが0度であること。これだと太陽光の入射角度が浅くなってしまうし、雨やゴミがガラス面に溜まってしまいます。
2つ目はパネルの下に熱の逃げ道が無いこと。夏場はパネルが高温になって発電効率が落ちてしまいます。
この2つの欠点を無くすためのアイデアを盛り込んで設計してみました。
今度は5度の傾きを付け、横のエアダクトに風を通し、熱を逃がす構造としました。
パネルはオクで買った単結晶100W。価格は送料含めて10,000円強でした。サイズは1210×540。先に買った50Wパネルの奥行も同じく540なので、型を取ってFRPで積層した後、横幅を詰めれば50W用としても使えます。
材料は12mmのコンパネと2X4SPFを6本。
木工用ボンドをたっぷり塗ってからコーススレッドで締め付けます。
接着剤が固まったらビスを外し、電気かんなで削ります。
上側を仮置きしたところ。
底の傾斜部をひたすら削ります。かんな屑の量がすごい。
重ねたコンパネの厚み分12mmがエアインテークとなります。
横の板を仮止めして45度にマルノコでカット。
電気かんなと手鉋でひたすら削り、大まかな形が出来てきました。
パネルをはめ込んでみたら、中々イイんじゃない?
後から磨くのが大変な部分を取り付ける前に仕上げておきます。
接着剤、ビス止め、ポリパテ。
全体的にパテを盛って削ります。
表面の仕上げはまだ荒いですがこの辺で終了。あとは型の方を磨きます。
最終的にはFRPのエアロパーツとなりますが、道のりは遠いです。
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(2012-09-18 /100slr01)
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