先日買ってきたダイソーのLED電球ですが、少々買いすぎた感があるので、AC100V用のコレをDC12V用に改造して使おうと考えました。
この電球のイイ所は安いだけではなく、全長が短く、根元が明るいこともポイントです。
DC12V型LED電球とは
12Vバッテリーで光るLED電球です。色んな形の12V電球が売られていますが、E27の口金なら一般的な100V用E26ソケットが使えるので便利です。
6年前にAliで買った12VLED電球。ソーラーで発電した12Vでほぼ毎日点けています。
左が12VLED電球。パワーLED(目玉焼き形)なので色が良くないのが不満です。
電源はDC12V(正確には13.7V)を壁から取れるようにしています。車用の機器や、ACアダプターで動くような直流機器を手軽に使えるので便利ですよ。
電圧はチャージコントローラーで13.7Vに設定しています。
改造の方針
ダイソーの40W形をDC12Vで光る電球に改造しようと思います。情報によると、6V程度で光るSMD-LEDが8個使われているということなので、2直4並に組み直して使います。
100Vで点灯中。パワーLEDよりも色がイイです。根元方向も明るくてイイ。
ダイソーLED電球を改造
グローブをひねって外そうとしたのですが、どう頑張ってもびくともしません。仕方がないのでノコで根元から切断しました。
ガッチリ接着されていました。外側のアルミ端面がガタガタになってしまったのが残念です。
11時の位置から8個直列に繋がっています。1個約6V×8で約48V電圧が掛かっているはず。
2個ずつパターンを切って、それぞれに12V(13.7V)かける方針。
コードをハンダ付け完了。
LM317と制限抵抗のみの2パターン
直列2つのLEDに100mA程度流せば良さそうなので、制限抵抗のみの回路と、LM317を使った定電流回路を試してみようと思います。
左:制限抵抗用基板 右:LM317+12Ωの定電流回路基板
まずはLM317の回路で2LEDを光らせてみました。
13.2Vで、19.6mAしか流れません。(´д`ιι) 電圧をもっと高くしないとダメみたい。
次に制限抵抗(18Ω/22Ω/27Ω)を試してみます。
18Ωだと、狙い通り13.7Vが約12Vに下がりました。
電流は73.9mA(計算では104mA流れる予定だったけど)。
4つ束ねて280mA。よし、これで行こうと思います。
カプトンテープで絶縁し、組み直します。切断したグローブは接着剤で付け直しました。
いざ点灯!
左:12V改造型LED電球 右:オリジナル100VLED電球 見た目はほぼ同じです。
まとめ
明るさ、光色、広がりともに大満足の12V型LED電球ができました。残念なのはグローブを外す時にキズがいっぱい付いてしまったこと。切断せずに外すことが出来れば完璧です。
その後、定規をバールのように使って無傷で外せることを確認しました。(’17.2.23追記)(ご参考:にゃんた発電所・本間ネコさん)
でも、気になる点も1つ。同じ屋内12V配線でインバーターを使うとチラつきます。これはちょっと想定外。コンデンサを並列に繋げば改善されるんですかね?よくある300mAの定電流ドライバーを手前にいれる方が早いかも?・・・もう少し改良が必要です。
300mAの定電流ドライバを取り付けました。(’17.2.18追記)
チラツキがなくなり、入力もセンタープラスでなくてもOKになりました。(満足度:95)
コメント
あっぶなぁ・・・・くはないのかな?。
間違って100vに繋いだらどうなるんでしょう?。
(燃える? 破裂する?・・・・それとも何にも起きない?)
E26の口金から給電する意味はもうないので、横っ腹に
DCジャックを設けるのが実用的でしょうか。
壁のDCコンセントは、流石の出来栄えっすね!^^)。
100Vに繋いだら、抵抗かLEDが一瞬で燃えると思いますが、
自分で作った物に100V掛けるほど間抜けじゃないですよ。
>E26の口金から給電する意味はもうないので、横っ腹に
DCジャックを設けるのが実用的でしょうか。
ねじ込むだけで通電できるのに、わざわざDCジャックを設ける意味はあるのでしょうか?
毎回興味深い記事を拝見しています、私もさっそくダイソーで60WのLED電球を
買ってきました、5個点灯させました、いいですね明るいです
作業小屋の証明をこれに変えようと思います
でもちょっと不安です、と言うのもアルミ部分が相当熱いです
1~2秒くらいしか触って入れないです、この季節にこの暑さでは
真夏はどうなるのでしょう、おそろしいです。
大手メーカー製でも熱々になる物はなるし、ダイソー製に限った話ではないですよ。
熱でやられるのは大抵電解コンデンサです。大方は電解液が漏れ出してご臨終となります。上の「6年前にAliで買った12VLED電球」も熱々になりますが、10,000時間以上使えているので、ダイソーのもそれぐらいは使えるんじゃないでしょうかね。分かりませんけど。
いつも楽しくブログ拝見しています。
アクセスログをみていたら、ここでした ^^;
リンクありがとうございます。
自分は付け根の部分をうまく加工出来なかったので、この辺のコツとかありましたらご教授願います。
こちらこそコメントありがとうございます。
私は口金をそのまま使うため、2本をコードを基板側で切断しました。
ニッパーが入らないので、ミニルーターで根元を無理やり削りました。
残ったコードに赤白のコードをハンダ付けし、スミチューブで絶縁。
って感じでした。コードが短いのでちょっと難しい部分ですね。
はやりその方法しかないのですね。
あとは口金に0.8mmぐらいの穴を開けてコードをハンダ付けするか
ですね。
制限抵抗18Ωや300mAの定電流ドライバは市販されてますか?
自己制作であれば、回路図を教えて頂きたいのです
18Ωは共立エレショップ、300mA LED driverはAliexpで買いました。
ドライバを付ける場合は抵抗は不要です。
素人で申し訳ないです
お返事ありがとうございます
12vのバッテリーに直接繋いで、改良したこちらのLEDを再現して付けようと考えていたのですが、ドライバのみで2個づつパターンに削る事も不用ですか?
勝手ながら詳しく分かりやすく教えて頂けると、助かります
宜しくお願いします
パターンを削って、8個のLEDを2直列4並列に配線してから300mAのドライバーを取付けます。2直列のLEDに75mAが流れる計算です。
イメージとしては、一番最後の写真と同じものを作って、4つの抵抗をただの線に替える感じです。抵抗のままでも特に問題ありませんが、無駄な気がします。
おはようございます
丁寧に有難うございます、分かりやすかったです
早速作ってみようと思います
本当に有難うございました
どういたしまして^^
こんばんは
300mAドライバが地元では販売していなかったので取り敢えず、上手く私が作れるか不安だったので抵抗だけの回路で作成してみました
説明も分かりやすかったので無事作成に成功したのですが、疑問がわきました
今回作成してみた抵抗のみの回路と
300mAドライバのみで作成したものとでは、
12vのバッテリーに繋いだ時のバッテリーの消費速度に大きな差があるのでしょうか?
また二つを比べた時、他にメリットやデメリット出てくるのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ないのですが、最後に教えて頂けると凄く助かります
宜しくお願いしますm(_ _)m
LEDは定電流で点けるほうが良いと言われています。回路で定電流にした方が複数のLEDの明るさが均一になったり、全体の明るさに変動もありません。
抵抗で電圧を下げる方法は簡単ですが、電圧が下がると暗くなるし、高すぎるとLEDが焼き切れる可能性もあります。ちらつきが出たりもしますし。
元から付いているLEDドライバー基板を改造して、DC12V→50Vに昇圧型にして使えれば簡単そうな気もしますが、私には分かりません。
バッテリーの消費速度はどうですかね。良く分かりません。
こんばんは、はじめまして。
こちらの幅広い記事をいつもながめてるだけでしたが、興味がわいて、自分でもやってみてみましたが、見てるのと、やってみるのとでは、雲泥の差でした。
そこでよろしければ質問をお願いします。
ダイソーLED電球の基板をどうやって削ったのでしょうか?
ミニルーターでしょうか?
であればアタッチメントは何を使用されましたでしょうか?
また、削った部分はショートを防ぐために何か塗るのでしょうか?
回答をいただければ幸いです。よろしくお願いします。
はい。ミニルーターで削っています。
ハンダ付けする部分はいつも「金属の球がギザギザになったやつ」を使っています。
基板の塗膜を削るなら「ダイソーのピンク色の砥石」でも行けますよ。
パターンを切る時は「円盤型の砥石」で線を引く感じです。
絶縁はこの部分は触らないので特に何もしていません。
必要な場合は接着剤だったり、シリコン、アクリル絵の具といい加減です。
やって行くうちに色々改善すべき点が見えて来ると思います。(ケガ・事故には注意して)気楽にやるのがイイですよ。
こんばんは、早速の返信ありがとうございます。
私が知りたかったこと以上の内容でした。
頂いたコメントを何度も何度も何度も何度も読み返して参考にさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
質問がありましたら、お気軽にどうぞ。
楽しい改造ライフを!