もう使わないということで、アラジンの対流型ストーブをもらいました。シリーズ16という機種で、1967年の製品のようです。
日本に石油ストーブを広めたと言われるアラジン・ブルーフレーム。
前オーナーの話では「芯が減っているけど、使えると思う」とのこと。
英国製です。舶来品という言葉が似合います。
燃料計の窓が灯油で黒く変色しています。針が全く見えません。
外してみると、フロートが出てきました。コルクってのがイイねぇ。
かつては外車といえばヤナセでした。あのヤナセが売っていたストーブです。
No.P160051はシリーズ16(初期型)のスタンダードタイプのようです。
汚れてはいますが、壊れていないし、欠品も無いので使えそうです。
芯は先っぽが灰になっています。
芯クリーナーが残っていたので、コレを回転させて芯を整えます。
試運転
とりあえず灯油を入れて火を点けてみました。パイプの詰まりもなく、問題なく使えます!
レストア開始
完全に新品同様にするのではなく、この古びた味を残しつつ、汚れを落とし、実用部分でのくたびれた所を中心に整備して行こうと思います。
燃料計の透明窓をダイソーのt2アクリル板で作り直し。両頭グラインダーで円く削ります。
バッチリ。再生完了。
芯が短くなっているので、爪の位置を左のスリットにハメ替えます。
左から2番目にハメ替えます。日本製の芯ということは、何回か交換しているようです。
全バラし、真鍮ブラシでサビを落とし、ダイソーのクリームタイプの「サビ・水あか等の汚れスッキリ!」で磨きました。
古い工業製品はマイナスネジを使っています。この辺が時代を感じさせてくれます。
50年前のおじいちゃんストーブが蘇りました。当たり前のように使えるのが凄いです。芯や覗き窓(マイカ=雲母)が今でも安くで入手可能です。素晴らしい!
コメント
こんばんは~
>英国製です。舶来品という言葉が似合います。
おおお…、いいないいな…。
イギリス辺りでは、街中で蚤の市が頻繁に開かれていて、昔の大工道具とか
家具なんかも(その他、身の周りの品は何でも)売られていたりするんですよね。
それで、そういう昔の道具をレストアして使う人は、尊敬されたりする様です。
そういう昔の物を大切にする国製の道具ですから、レストアにはピッタリですね。
イギリスの古い物を大事にする文化には憧れます。
根がケチなのかもしれませんけどね。
何でも賭けの対象にしたり、ブラックユーモアであったり、
イギリス人気質?が私は大好きです。