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MicroMake 3D打印机・ソフトの設定

組み立てた3Dプリンターを動かすには何かしらソフトをインストールしなければなりませんが、さっぱり分かりません。一番の難関はノズルの高さを設定することなんですが・・・

s-mm_z000

試行錯誤の末、ベッドから0.5mmぐらい上で止まるように設定できましたヾ(^Д^*)ノ

Micromakeの取説動画では”Cura”のインストールから始まるのですが、その前にarduinoで基本的な設定をしなければならない、というのがオチでした。この辺のやり方は先駆者のブログで詳細に解説されているので非常に助かりました。(特にこちらのサイト

一応動くようになったので、どういう手順でソフトをインストールし、設定したのかを備忘録的にまとめておこうと思います。(但しまだ不完全です。もっといい方法があるのかもしれません。)

用意するソフトウェア(バージョンは2015.10.時点の最新版)

  1. arduino-1.6.4-windows.exe
  2. MICROMAKE_firmwaresausev2.4.zip
  3. setupRepetierHost_6.exe
  4. Cura_15.02.1.exe

インストール、設定の流れ

arduinoをPCにインストール
firmwarev2.4(MICROMAKE.ino)を開く

Configuration.hでノズルとベッドの距離(実測値)、スイッチの仕様を書き換える
RepetierHostをPCにインストール
RepetierHostでノズルとベッドの正確な距離と、マイクロスイッチの動作を確認する
MICROMAKE.inoのConfiguration.hでノズルとベッドの正確な距離に修正、書き換える
CURAをPCにインストール
CURAでヒーター、エクストルーダーの動作を確認する
CURAでSTLのサンプルを開き、3Dプリントを試す

 

arduinoをPCにインストールし、3DプリンターをUSBケーブルで接続します。

s-arduino_mm001

デバイスマネージャーにArduino Mega 2560(com3)が表示されました。

MICROMAKE.inoを開き、Configuration.hを書き換えます。でもその前に3組のアームを手で上限に移動し、ノズル~ベッドまでのおよその距離を巻き尺で測ります。

s-arduino_mm003

324行目、200という数字を巻き尺で測った数値(+10mm位多め)に書き換えます。

マイクロスイッチ(エンドストップスイッチ)の動作仕様を書き換えます。

s-arduino_mm005b

216~218行目のfalseをtrueに書き換えます。

この機種に使われている4個のマイクロスイッチは全部「押すとOFF(開)」ですが、下限のみ常時押された状態=OFF(開)になっていて、ベッドに当たるとON(閉)になります。

s-mm201

上限(max)3個のスイッチと逆の動作なので、下限(min)を逆のtrueに設定しました。

次に RepetierHostをインストールします。コレを使ってホットエンドの上げ下げ等、基本的な動作を確認します。その前に3DプリンターにACアダプターを繋ぎます。

repetier001

赤で囲った所をいじると下のような画面になります。

まず家の形をした(ホーム)ボタンを押して、ホットエンドを一番上に移動します。G-Code欄にM119と入力すると、マイクロスイッチ4個の開閉状態が表示されます。

repetier004

一番上(ホームポジション)で停まっているので、xyzのmaxはTRIGGEREDと表示。

次はG-CodeにG1 Z200 F1000と入力します。ホットエンドがゆっくり下がって、ベッドから200mm位上で止まるはずです。そしたら今度はG1 Z5 F1000をと入力。

repetier005

ノズルがベッドに近づいたら、Z↓のボタンを何回か押して、手動でスレスレまで下げます。

この時、ベッドに名刺を置いて、下がったノズルで動かなくなる手前で止めます。手動で下げた距離を足し、ホームポジションのノズル下端~ベッド上面+名刺1枚分の距離を算出します。

s-arduino_mm006

ホームポジションはノズル下端がベッド(+名刺厚み)から345.4mm上という意味。

arduinoの書き込みが完了後、動作確認

RepetierHostでG-CodeにG1 Z0 F1000と入力すればベッドギリギリで止まるはずです。(Fを上げると移動が速くなります。)

さていよいよフィラメントを通してみます。とりあえずは箱から引き出す形でOKです。

s-pla001

amazonで買ったPLA白1kg、2,990円。中国から買うより早いし値段も変わらないです。

実際のプリントはCuraを使います。まずはインストール。

cura001

メニューのMachineにMicromake用のツールが用意されています。

install default firmware…からfirmwareをインストール。

s-cura002

よく解っていないのですが、Micromake.hexはarduinoとは別のものなんですかね?

Micromake Debuggerというツールで基本動作を確認。

cura003

上の復位ボタンでホームポジジョン(上限)へ移動。下の3つは加熱、排出、リバース。

s-pla002

加熱ボタン、排出ボタンを押すと、金魚のフンみたいなのが出てきた~

「自動調平」はベッドの傾きを自動的に微調整する「オートベッドレベリング」ツール。

cura004

ここでz_minのリミットスイッチが効くはずなんですが、なぜか全く動きませんでした。

別の所にも似た機能がありました。

s-cura005

こちらも何が悪いのか、上手く動きませんでした。

どうもz_minのリミットスイッチが効いていない感じです。どこかで設定を弄れば動くようになると思うのですが、よくわかりません。

設定完了ヾ(^Д^*)ノ

s-robot3d003

オートレベリングは上手く動かないけど、一応ちゃんと出力できるようになりました。

Configuration.hの324行目、#difine_MANUAL_Z_HOME POSの数値が合っていれば一応きれいに出力できるようです。とりあえず前進です。

このプリンターで作ったモノはこちらから

Micromake
「Micromake」の記事一覧です。

(2015-10-09 /micromake02)

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