Bluetooth×アンプ×スピーカー一体化モデルです。スマホをBluetoothで繋げて使います。操作はON/OFFとボリュームのみのシンプルなもの。
電子部品はモジュールを組み合わせます。スピーカーはダイソーのUSBミニスピーカー。
コンセプト
スマホ内の音楽やラジコを手軽に鳴らしたい。市販品のようなバッテリー内蔵型やUSB電源ではなく、使い勝手のいい18650を2本使って、ノイズを抑えたいと思います。
18650とスピーカーが収まるミニマムサイズでデザインしました。(W219×H73×D56)
前カバーにスピーカーを取付け、残りのパーツは後カバーに取付けます。
バスレフダクトは内径8mmのパイプを切って嵌め込みます。ダクト有り無しで音の違いを確認してから、付けるかどうか決めたいと思います。付ける場合は前面に穴を開けます。
左右スピーカーの箱を真ん中で仕切る構造。
パーツの準備
電気的な部品はモジュール化された市販品を使います。アンプは125円前後のPAM8403を使った3W*2アンプ、BluetoothはUSBドングル、スピーカーはダイソーのUSBミニスピーカー。
動作電圧:2.5V-5.5Vなので、18650が使えます。ボリュームを交換しようと思います。
スイッチ付きボリューム(50KΩBカーブ)をスイッチ無しのAカーブと付け替え。
アンプと青歯の電源を分けるため、2極双投のスライドスイッチを付けることにします。
以前に秋月で買ったスライドスイッチ。1個30円
BluetoothモジュールはUSBに挿して使えるドングル。300円ほどで入手できます。
3.6Vでも動くというレビューがあったので、多分18650が使えると思います。
USBポートを取り外して、小型化して使います。
ダイソーのUSBミニスピーカー(300円スピーカー)を使います。
3Dプリンティング
外装ケースは作った3DデータをABSで3Dプリンター[Anycubic i3 Mega]から出力します。
こっち向き(表面を上に)の方が綺麗に出来るかと思って出力してみたのですが、失敗でした(後述)。ちなみにコレのプリントに16時間半掛かりました。
前カバーも通常とは逆向きで出力して、失敗(後述)。
その他のパーツは問題なし。これで一応パーツが揃いました。
今回はプリントした物の表面をポリパテで平滑にし、塗装で仕上げる予定です。
ツマミを置いて、ちょっと確認中。
電池蓋はイイ感じで嵌ります。よくあるバネ構造のフタです。
問題は縮んで反ること
ABSは冷えると縮みます。出力中にベッドから剥がれると、どうしても反ってしまいます。
合わせ面が反ってしまって、キッチリ嵌りません。パテで直すことも出来なくは無いですが、他の修正すべきヶ所もあるので、モデルを直してから再度プリントすることにしました。
パーツの合わせ面がピッタリ合うには表面を底にして、パーツ合わせ面を最後の方でプリントしたほうが反りの影響が無く、正確にプリント出来るのではないかと思います。
次ステップでの修正箇所
- 反り防止のため、表面を底にして出力し、角Rや面取りは後加工とする
- 合わせ面に隙間が出来ないようにツメを付ける
- スライドスイッチ基板が嵌め易いように、一部分切り欠きを設ける
- 電池のバネが緩いので、電池ボックスの長さを片側1mmずつ縮める
- ダクトパイプが内部で干渉しているので、1mm下へ移動する
※モノは完成しているのですが、記事のボリュームが大きいので、3回に分けて連載します。
つづく・・・
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コメント
いいですねぇ
ほれぼれする出来映えですね
BOSEからこんな形のSPが発売されていたと思いますが。
あれは、いい音がしますよ・・・私の老耳でもわかります
oinkさんのはどうかな・・・・
いつもありがとうございます^^
BOSEのBTスピーカーの音は聞いたことがありませんが、このスピーカーもイイ音です。安い部品の寄せ集めですが、中々のものです。
音質と、コンパクトさ、使い勝手のバランス、ですね。
こんばんは~
うーん、段々と作る物の内容が高度化して来ているのが、凄いです。
電池 BOX まで組み込みで作る様になりましたか…
こうして一つ一つ問題を解決して行く内に…あ、これはこの様にすれば良い!
と最初から山勘が働く様になるのですかね?(何となく、そんな気がします)
私がそのレベルまで行くのは、いつになるやら?とかも思いますが、
まあ根がノンビリ性なので、ゆっくり行きたいと思っております
でも、本当に良いですよね、こういうの。一生の趣味になると思いますよ
どうもありがとうございます。
>こうして一つ一つ問題を解決して行く内に…あ、これはこの様にすれば良い!
と最初から山勘が働く様になるのですかね?(何となく、そんな気がします)
まあそうですね。家庭用3Dプリンターで出力するという前提なら、どういうデータを作ればイイかが分かってきました。剥がれにくいように、ベッドに接する面積を増やしたり、どうせ綺麗に出ないだろうという前提で、その部分を後加工したり。
業務用の高精度なプリンターで出力するなら、そんなことは考えなくてもイイ話なんですけどね。
まあでも、家の机の上で3Dデータから物ができるというのは素晴らしいです。私は3Dを触ってかれこれ20年になりますが、テキストは本屋で買った本2冊程度です。ゆっくりやれば大丈夫ですよ。
『僕も作りたい!』と思いパーツは準備したけど…ケースがない!!すごく残念です。
心の中↓
ああケースほしいなぁ…
以前は汎用のケースを切ったり貼ったりして作っていました。
そういう方法もあります。
3Dプリンターがあると、自分のほしい形が手軽に実現できます。
表面を仕上げるのが大変なんですけどね。