3Dプリンターの精度を上げる対策を色々実施しています。簡単にできる精度アップの技は輪ゴムでロッドのガタを抑える方法。頻繁に切れるのがアレですが、効果ありです。
遊びが少なくなって、リジッドな動きになります。
金平灯2.0で気づいたのですが、コーナーを曲がった先に縦に凹んだスジができていました。これは高速でコーナーを曲がった時に慣性で行き過ぎてこのような形が出来るのかと思います。輪ゴムでロッドのガタ抑え、更にスピードを抑えれば改善できそうです。
スローインファーストアウトの設定が出来るといいのですが、ちょっと難しそうです。
続いてベルトのテンションを上げて、ガタを抑える方法。
修正ペンでマークして、一旦取り外し、3本のベルトの長さを揃えます。
ベルトの取り外し、取付けは上のネジを緩めて天井のデルタフレームを下げて行います。
ベルト3本のバランスは指で弾いて音で判断すると分かり易いです。
それから防振対策。
ヒーテッドベッドの断熱に使ったコルクシートを切って底に貼り付けました。
続いて3本の縦フレームのホームポジション(マイクロスイッチ)の高さ調整。
校正用のリングをプリントし、厚みを測って各ポイントの高さを微調整します。
Thingiverseで見つけたデータを使いました。
leveling ring for kossel detla. micromake debugger.
by candyasdf, published Oct 5, 2015
要らないポイントカードで0.1~0.2mm程度スイッチを上げる調整ができます。
上の方法で大体調整できたら、オートベッドレベリングを試してみます。
Repetier-HostでG-code G29を送信して9ヶ所の点を測定します。
CuraのMicromake Bebugger でもAuto Leveingを試してみましたが、以前と変わらず全く動きません。
Curaのバージョンを15.02→15.04に上げたら中国語→英語に変わりました。
CuraでAuto Leveingを使うには、Start/End-Gcordの記述をいじればいいみたい。
G28の後にG29を追加すればプリント前に測ってくれます。
測定した数値が表示されます。この後補正されているのかどうかはよく分かりません。
CuraではAdvancedの設定でスピードなどの数値を設定できます。
外皮部分のプリントスピードを遅くすると、プリント品質は良い方向になるようです。
精度アップに繋がる事を色々試している訳ですが、デルタ型の造形精度は特にロッド部分が大きく影響するような気がします。冒頭の輪ゴムは効果ありますが、これを更に精度アップさせる「マグネティック・ジョイント」に改造したいと構想しています。
(2015-12-04 seido_up1)
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