ソーラー電源でLi-ionバッテリーを充電するプロジェクトもこれが最後です。ウチにあるバッテリーで、最も電力が大きいラクーンコンポ用24Vバッテリー充電器を作ります。
Ni-Cd 3AhだったのをLi-ion 6Ahに改造したラクーンコンポ用バッテリー。
実験
現在使っている充電器はAC100VからDC25.2V/2Aを出力する市販品です。
Aliで8ドルぐらいの汎用充電器。5.5ｘ2.1のDCプラグが付いています。
先日作った昇圧DCコントローラーで13.7Vを25.2Vに昇圧し、充電基板で充電してみます。
充電電流を2.0Aに設定。
充電開始すると充電基板の手前で電圧が22.2Vに下がってしまいました。
昇圧DC/DCの手前で電流は3.01Aです。
バッテリーの電圧より低い22.2Vだと、フル充電できないんじゃない？
新たに基板購入
AliExpressで別の昇圧基板を見つけ、250Wと500Wの2種類を買ってみました。
電流も調節できるみたいですが、電圧だけ合わせて使ってみようと思います。
250Wのほうを使ってみます。
何も弄らず、13.7Vを入力すると、出力は15.7Vでした。
上の多回転抵抗で出力電圧を25.2Vに調整。
2Aの電流で充電してみたところ、電圧はほとんど下がらないことが確認できました。
バッテリーの残量は半分です。
バッテリー電圧は21.2V。3.7V×6＝22.2V フル充電で25.2Vです。(4.2V×6＝25.2V)
0.3Cに決定
2Aで充電すると昇圧基板手前で電流が4A以上流れます。日が陰ってソーラーの電圧が12V台に下がると昇圧ボード手前の電流が5Aを超えてしまいます。
それはちょっと危険なので、充電電流を少し下げ、6Ahの0.3C、1.8Aとしました。
設定した充電電流の約2倍の電流が、昇圧基板の手前で流れる感じ。
充電基板のLEDは赤と青が点灯。設定した電流1.8Aが流れていることを示しています。
下の写真は赤LEDが消え、青LEDのみ点灯しています。
昇圧基板の手前で3.09Aなので、充電電流は1/2の1.5Aぐらいかと思います。
昇圧基板の手前で0.31Aまで下がりました。もうすぐ充電完了か。
緑LED点灯となり、充電完了を示しています。
充電完了。
まとめ
新たに買った250WのDC/DCコンバーターで25.2Vに昇圧すれば、24Vのバッテリーが充電できることが分かりました。
実は最初にMax.4Aの昇圧DCDCを試したのですが、6A近く流れ、許容範囲を超えてました。
150Wの昇圧DCDCコンバータでは歯が立たず、新たに買った250Wなら大丈夫でした。
次はこの組み合わせでケースに収めて充電器を完成させます。
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