DC入力のLi-ion充電器作りも大詰め。ラクーンコンポ用24Vバッテリー充電器を作りました。中身の基板は準備できているので、今回はそれをケースに収める作業になります。
昇圧基板と充電基板を使って、ソーラー電源の13.7Vから充電できるようになりました。
設計
主な電子部品は10A/250Wの昇圧モジュールと、5A充電モジュール(Blue基板)です。それをタカチのケースに収め、入出力に5.5×2.1のジャックと、プラグコードを取り付けます。
5AまでOKなジャック(DC099)と、カモン製プラグコードを取り付けます。
基板2枚を横に並べてタカチのTW7-4-11Bに詰め込みました。
ギリギリ、上手い具合に収まりました。
今回はアクリルの丸棒を3本付けて、定格電流(1.8A)で充電中なのが分かるようにします。
3Dプリント
基板レイアウトを検討して作った「貼付式ネジボス」データをSTLで書き出し、Curaで0.7%拡大してからABSでプリントします。
設定はいつも通り。
50分ほどで出来上がり。
ケースの加工
初めにケース内側の邪魔な基板取付用ネジボスをミニルーターで切って取り除きます。
「貼付式ネジボス」と干渉している右の2本のみ除去。
「貼付式ネジボス」と基板を置いて、問題ないことを確認。
「貼付式ネジボス」をΦ2.5で開け直してから、二塩化メチレンでケースに接着します。
Φ3.2で孔開け後、端面を仕上げたアクリル棒を差し込み、接着剤を注入します。
表側はこんな感じ。
部品をハンダ付けし、樹脂用タッピンネジで固定すれば充電器が完成。
定格ラベル
何用の充電器か分かるように定格ラベルを作ります。イラレで版下を作り、印刷してから表面にOPPテープ、裏面に両面テープを貼付けます。
インクジェットで印刷しました。レーザーよりも黒ベタが綺麗。
定規を当ててカッターナイフで切ります。
完成。
まとめ
ラクーンコンポ用のDC入力型バッテリー充電器が完成しました。
ウチで使っているLi-ionバッテリーの中では最も電圧が高い24Vですが、ソーラー発電した13.7Vを昇圧DCDCコンバータで25.2Vに昇圧することで充電器として機能します。
[LED] 左:1.8Aで充電中に●点灯、中:充電中に●点灯、右:充電完了で●点灯
コメント
さすお見!。表側にも、銘とか”充電中”とかのレタリング入れたらまんま製品ですね。そろそろ”oink! ブランド”立ち上げられては?。
ありがとうございます^^
問題は独立型太陽光発電の電力から直流のまま充電したいニーズがどれだけあるかですね。まあ、そんな変態はごくわずかでしょう。
ネジボス貼付け式は色々応用できると思います。いちいち印を付けなくてもドリルでズバズバ穴あけできるのは楽ちんです。
あとは、プリンターからパッド印刷のように転写できるシステムがあれば嬉しいですね。レーザーカッターで文字を彫刻するのが現実的かな。
>パッド印刷
いやいや やっぱ時代は”レーザー彫刻機”でしょう^^)。
oink! さんなら、もう十分使いこなせるでしょうし(自分はソフトで挫折する…)。
実際、量産品で使われてますからね。
最初に買ったデルタ型3Dプリンターのヘッドをレーザーに交換する手も
あるんですが、迷ってます。