自分の目線で動画を撮影する時、マイクの置き場に困ることがあります。自分の口元から少し離して、好きな位置に設置できるフレキシブルマイクスタンドを作りました。
カメラよりも前の、映り込まない位置にマイクを設置できるのがコレを使うメリットです。
材料
フレキ素材は100均のLEDライト(5LEDスタンド等)で使われている太さ5mmのフレキシブルパイプを使います。
ガンマイクのケーブル長に合わせ、ミニルーターで30mmほど短く切って使います。
パイプだけではマイクの重みで曲がりやすいので、内側に2mmのアルミ針金を詰めて、もう少し硬くなるようにしました。
3D設計
片側はカメラのホットシューに嵌まるサイズの板状の形とし、反対側は雲台のネジと同じ1/4インチのボルトが入るように設計しました。
赤いパーツはボルトより0.4mm大きくモデリングしました。(0.2mm面オフセット)
ボルトを入れてから、紫のパーツを接着します。
3Dプリント
小さいパーツなので、3つまとめて出力します。フィラメントはABSを使います。
温度や速度の設定は上の通り。いつもより温度を少し高めにしてみました。
はいできました。この程度のサイズなら15分でプリントできます。
少し遊び(隙間)があるので、机にサンドペーパーを置いて、その上で平らに削ります。
ボルト側を接着し、フレキパイプを挿し込めば完成。
マイクの底にあるネジ穴にボルトをねじ込んで、取付けたところ。
ホットシューにスライドして取付けます。きつくもなく、緩くもなく、丁度いい感じ。
このマイクは軽いので傾いたりせず、安定感があります。
動画撮影時はカメラの後ろに座って、両手を前に出す感じになります。(もう少しマイクをレンズの近くまで下げたほうが自然かも。)
使用状況(動画)
実際にカメラに取り付けて撮影してみました。手鏡でどんな状況なのかをお見せします。
まとめ
このフレキパイプがたくさん余っていたのですが、上手く利用できました。パイプの硬さを調節する場合は中に針金を通せば固くすることができます。今回は太さ2mmのアルミ針金を使いましたが、ステンレスの針金やもう少し太い針金を入れれば、もっと固く曲がりにくくも出来るはずです。
STLデータをThingiverseにアップしました。必要な方はご自由にどうぞ。
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