ここ数年でLEDの性能が上がり、LEDヘッドライトもだいぶ進化したように思います。HIDを超えたかも?ということで、TZR250RのヘッドライトをLED化することにしました。
電力とファン回転数が低めの製品をAliで購入。36W/8000rpm/3600lm/6000K/Epistar COB
四輪用なので2個入りです。アルミ製でしっかり作られている印象。
三角柱の各面にLEDが1個ずつ付いていて、前方にLo用2個、後方にHi用1個付いています。
H4ハロゲンバルブと比べると光源部の長さは同じ位。防水ファンの部分が大きいです。
まずはテスト
DC12V用のLEDヘッドライトなので、カブのような交流のヘッドライトには使えません。TZR250Rのヘッドライトは直流のはずですが、念のため確認してみます。
間違いなくDCでした。回転数を上げた状態で13.88Vあるので電圧も問題ありません。
Loで2つ点き、Hiで3つ全部点きます。最初の印象は点滅が凄い!こと。アイドリングが低いとモロにストロボ点滅です。TZR(3XV)標準の1,300回転に上げてやると解決しました。
取付け
カウルを外す方がLEDヘッドランプを取付け易いと思いますが、外すのが面倒くさいので、ハロゲンランプを交換する時と同じようにやってみます。
まずはコネクタと、ゴムのダストカバーを引き抜きます。
クリップのロックを外し、ハロゲンバルブを取り外します。
LEDバルブを嵌めて、冷却ファンの筒を乗り越えるような形でクリップを固定します。カウルステーに当たるといったこともなく、取付けできました。多分こちら側(写真の方向)から手を入れて作業したほうがやりやすいと思います。
白い光が眩しいです!白煙が舞ってます。
先にダストカバーを
とりあえず車体に取り付けて点灯することは確認できたのですが、ダストカバーを付けようと思ったら、穴が小さくて冷却ファンが通らず、取付けできません。
納品時はH4の金具(樹脂)が取付けられていますが、これを外してみます。
H4の金具(樹脂)を押しながら回せば外せます。
ダストカバーに金具を取付け
下から発光部を通し、押して回せばダストカバーが取付け完了。
車体への取付けは、冷却ファンを包むようにダストカバーをめくっておくとやりやすいです。
手が入り難いし、見え難いし、ちょっと難しいですが、何とか取付けできました。
点灯比較
明らかにLEDの方が明るいです。ロービームのカットラインがきれいに出ませんが、前からライトを見ると、ハイビームのような眩しさはありません。
左:ハロゲン55W/55W 右:LED36W/18W
まとめ
値段は1個千円程度で買えるし、ポン付けで簡単に取付けできるのがいいですね。電力が55Wから35Wに下がって、明るさはハロゲンよりも上なのが交換する一番のメリット。気になる点はアイドリングが低いと、モロに点滅すること。フラッシュライトのストロボモードって感じです。あと、光軸は難ありです。軽二輪なら車検が無いのでまあいいですが、ロービームで車検が通るか?というと、どうでしょうねぇ。難しいような気がします。
でもまあ今までより明るくなったし、ファンの音は全く気にならないし、満足しています。あとは耐久性がどうかですね。 (満足度:90)
コメント
いいですね
とうとうここまで来ましたか
明るいし省電力だし、いいことずくめですね
あとは、耐久性だけかな
常に予備のバルブを携帯したほうがいいかも
最近は、地元の路線バスもLEDですよ・・・ビックリ
予想以上の性能で満足しております。
寿命は50000時間以上となってますが、LEDが逝かれる前にファンが止まるんじゃないかと思います。と言っても、1年で乗る時間は100時間も無いので、計算では500年持ちそうです。*゚Д゚)
>最近は、地元の路線バスもLEDですよ
*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)マジスカ
明るさアップでいいですね
私もHID取付の時にゴムブーツの取付に苦労しましたがベースプレートが外れるのは取付も楽ですね
最近はファン無しでカットラインも綺麗なLEDが出てきましたが まだまだ高価なので少し価格が下がったら買いたいと思っています
>最近はファン無しでカットラインも綺麗なLEDが出てきましたが
そうなんですか~どんどん進化してますね。
ファンレスで、光軸がしっかり出れば、もうLEDのデメリットは無さそうですね。
ハロゲンランプもフィラメントタイプのLEDにしたらどうなんでしょう?
こんばんは~
最近は、LED球が自動車用でも普及して来ましたね
>アイドリングが低いとモロにストロボ点滅です
ふーむ、私の素人考えですと…、
コンデンサーを間にかますと、点滅を抑えられませんかね?
余程の大電流対応のコンデンサーを付けないと効果がないかな?
小さいバッテリーのシングルやツインだと、ストロボになりそうな気がします。
反応が速いがLEDの良さでもありますが、信号待ちでストロボは恥ずかしいです。
コネクタの手前に1000μFぐらいのコンデンサを付ければ改善しますかね?
推測ですが、プラグ電極厚みの微妙な差による接触不良が原因とは考えられないでしょうか?もしくは、アース側のGND処理が劣化しているとか…
前に付いていたランプのプラグとLEDランプのプラグは同じ厚みでしょうか。
もし、0.1mmでも薄いとコネクタ側のバネ電極は接触力が弱くなり、接触抵抗が数百ミリΩ悪くなったとすると4A近く流れた時にランプへの電圧は1V程下がります。
アイドリングを上げてオルターネータからの電圧が上がると点滅しないことも接触不良が原因なら納得いく気がします。
ご参考: http://garage-mugenloop.blog.so-net.ne.jp/2013-06-12
安物テーブルタップでは受け側の構造が悪くて使っているうちに接触抵抗が増加して発熱することは良く経験しています。似たような要因ではないかと推測します。
エンジンを掛けずにライトをONにした場合は何も問題無いです。
ストロボのピッチはエンジンの回転数に連動している感じなので、バッテリーが小さい故にオルタネーターの電圧変動がそのまま点滅になっているように思います。