前回、E26+E12ソケットをIKEAのMELODIの傘で使うための改造を紹介しました。今回は、和風の提灯形傘の方を作っていきます。
竹と紙があれば、和室用のMELODIが作れます。
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提灯型傘の作り方
傘の材料として、1.竹ひご、2.お花紙、3.でんぷん糊を用意します。それと、型取り用にIKEAのMELODIと離型剤が必要です。
竹ひごは900mmの長さが必要です。D2で見つけたカワイの竹材は340円ほどでした。
フライパンにお湯を沸かし、竹ひごを煮詰めて柔らかくします。
柔らかいうちに指で曲げて、タコ糸で縛り、曲げ癖を付けます。
MELODIにマスキングテープで竹ひごを等間隔(25mm程度)に貼り付け、感じを見ます。
ワッカの両端を半分(D型断面)に削り、ゼリータイプの瞬間接着剤でくっつけます。
マスキングテープを剥がすとこんな状態になります。
竹ひごを外し、メロディの外側にワックス系離型剤を擦り込みます。
きれいな円になるように、指で曲げて修正します。(折らないように注意)
順番に並べておきます。
お花紙を細かく千切り、水で薄めたでんぷん糊を用意します。
お花紙とでんぷん糊はダイソーで売ってます。
竹ひごを下から1本ずつ貼り付けて行きます。
竹ひごの上に筆で糊を塗り、お花紙を置いて筆で叩くようにして空気を抜きます。
ワッカ1本貼れたら、次も同様に。全体的にはお花紙2層貼るような感じにしました。
上の部分は強度が必要なので、5層ぐらい重ねます。
貼り終えて、紙が乾いたら脱型します。薄いプラ板を細く切って剥がし治具を作りました。
治具を隙間に突っ込んで、前後左右に動かしながら張り付いた紙を剥がして行きます。
提灯型MELODIの傘が完成。
引掛けシーリングのカバー
引掛けシーリングの所に被せるカバーを作ります。今回はパーツを2つに分けることにしました。狙いは作りやすさです。
一体で作ると中心部にサポート材が作られるのが無駄だし、分けた方が組み立てもし易い。
カップは2時間半、中心のパーツは15分程度でプリント完了。
バネ性を持たせてコードを保持するため、中心に切り込みを入れます。
完成・設置
本体に提灯型傘を吊り下げれば完成です。
オーム電機の「親子プルソケット」改造版。
Before After
左:この傘も自作品です。15年ほど使いました。 右:和洋折衷なイメージ。(満足度:90)
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