表示器やタクトスイッチが付いた中国製モジュール基板を何個か持ってます。現状はむき出しで使っていますが、もう少し「賢げな」専用ケースを作ろうと思います。
こういう基板は表示器が他の部品より低いことが多く、市販のケースに収めるのが難しい。
コンセプト
多くのモジュール製品は基板の左右に入出力のターミナルが付いていて、調整するための半固定抵抗、タクトスイッチ、LED/LCD表示器などが付いています。
タカチの樹脂ケースに収めると表示が見難かったり、ボタンが押し難かったりします。
目指すものは操作しやすく、無造作に箱に仕舞っても電子部品が壊れにくいこと。
そこで、ケースというより、ガードのようなものをデザインしました。
表示器とその両側のタクトスイッチ、ネジ部分が露出するようにします。
電圧調整のポテンショメーターのネジの上には孔を開けました。
庇部分にはスリットを入れて、たわみにくく強化しました。平均肉厚は1.6mm。
基板を止めるネジはカインズで見つけた八幡ねじの「プラスチック用Pタイト」を使います。
3Dプリント
基本設定はいつも通り。0.7%拡大してからABSでプリントします。
いつもは2つに分けてプリントして、接着することが多いですが、今回は一体で作ります。
一体で作ると、庇部分の下にサポート材がぎっしり付きます。
1時間ちょっとでプリント完了。
サポート材を毟り取ります。
サポート材の上に作られる面はあまり綺麗には出来ません。
ネジボスの穴を2.5mmのドリルで開け直して、基板をネジ止めすれば完成です。
まとめ
降圧型DC/DCコンバーターモジュールの専用ケースを作りました。剥き出しよりも、ちょっとは賢げ?になったかな。
このモジュールの使い方は、左側から入力して、庇の孔のネジで出力電圧を調節します。
表示器左のスイッチで表示のON/OFF、右のスイッチで入力電圧/出力電圧の切替。
12Vバッテリーパック(11.3V)を降圧して5Vを出力中。(テスターの表示は4.77V)
モジュール専用ケース作り第1号としては出来はまあまあかな。(満足度:80)
次はバッテリー容量テスターモジュール用を作ります。
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