先日買ったPCTECブランドのEOS kiss x7用バッテリー充電器ですが、同じ形の充電器が10年以上前から売られているという話なので、中身を見てみたくなりました。
各種メーカーの電池に合わせて上の電池ケースを組み替えて売られているのが面白い。
分解
ラベルの下にネジが隠れているパターンなので、まずはラベルを剥がします。剥がして捨ててしまうなら雑にやってもイイのですが、一応元に戻せるように丁寧に剥がします。
角を少しめくって、ソルベントをペコペコで注入しながら剥がして行きます。
ラベルは(ダイソーのA4無地ラベルの)剥離紙に置いて保管します。
ネジが2つ出現。
2本共抜けました。
じゃじゃーん。SMD化されてると思っていたのですが、予想は外れました。
180°向きを変えて撮影。
比較
14年前の基板と比較してみます。
部品の数を数えてみると47個。
14年前の基板はだいぶ少なく、部品の数は半分ぐらいです。
基板には2009.12.30の印刷が。(出典:鍛冶屋さん)
EOS kiss x7用のICを拡大
ICの文字は 34063AP1 NCCPTNS 2008Y (data sheet) コレは2008年?
???406 AP5264(出典:鍛冶屋さん)
まとめ
2009年式と比べると、部品点数が倍近く(27→47)増えていました。増えたことで何が良くなったのかは私には分かりません。
もう一つのICは[PC817 C150]と書かれています。 (クリックで拡大)
(クリックで拡大)
最近買い込んでいる充電基板はSMDなので、この製品の中身もSMD化されて、スカスカなんじゃないかと予想していました。分解してみると全くSMDに置き変わっておらず、従来通りの部品でした。そもそもEOS kiss X7自体8年前の製品なので、この充電器が発売された時期もそんなに新しくないのかもしれません。
コメント
遅ればせながら、”新書発刊おめでとうございます”(憧れの印税生活!^^)。
ウチのもバラして見ました⇓。http://blacksmith.wp.xdomain.jp/2023/03/31/4979/
ありがとうございます^^
そして詳しい分解調査ありがとうございます。
8.4Vは大体同じで、部品点数が少ないのは4.2Vの方なんですね。
Type-Bは3極なのに、電池接点では2極に減るというこれまた良く分からない仕様ですね。
ラベルの「・・・変更すゐ」は最近はなくなりましたね。
中国国内向けでパッケージに「の」を入れて日本のイメージを出すのは今でも多いと聞きます。怪しさ満点です。
また・・・中華の闇に触れてしまいました(追記にて ^^;)。
コレいっそのこと、先の充電器ユニット(SMD型?)と入れ替えるってのどうでしょうね。
そんで電圧切り替えなんかも出来れば、まさにマルチな充電器に・・・なんて。
話は違いますが、もうめっきり工作遊び系の”ブログ”は少なくなりましたよね。主な活動の場がYoutubeに移っちゃった(収益化が見込めるから?)感じですけど、1.5次元住人の自分としては寂しく思っています。
そんな現在でも、高品位な工作ブログ記事を配信し続けて頂けてるoink! さんはまさに貴重主!。これからもご活躍を楽しみにしております/^^)。
汎用の充電器を作るとしたら、電池ケースの方を弄りたいです。
電池との接点が横にスライドして、電池を押さえる壁もスライドできれば
どんな電池でも使えそうです。
中身は同じ充電基板を2枚入れて、8.4Vと4.2Vにセットしておけば良さそうですね。
>工作遊び系の”ブログ”は少なくなりましたよね。
ですね。
私自身はYoutubeで何かを作る過程を見たいとは思わないので、音とか、動きとかを見せたい時に動画を作っています。
回路図とか、部品の品番を知りたい時はWEBで調べたほうが早いっていうのもありますし。
>高品位な工作ブログ記事を配信し続けて頂けてるoink! さんはまさに貴重主!。これからもご活躍を楽しみにしております/^^)。
ありがとうございます!こういうコメントが一番うれしいです^^