最近ほとんど聴かなくなったAMラジオ
中高生の頃は「てるてるワイド」や「夜とも」を毎日聴いていたんですけどね。あの頃の気分を味わいたく、久しぶりにラジオを点けてみると、TBSがやっと入る程度で、文化放送はほとんどダメ。立地条件や建物の構造によるものかもしれませんが、もう少し明瞭な音で聴きたい。そう思い立って、ループアンテナを作ることにしました。
作るのは今回初めてなので、ネット上でいろいろ調べてみました。このループアンテナというものは結構奥が深いというか、完全なものを作るのが難しく、作っては改良を繰り返して性能を上げていく喜びを味わう世界のようです。その道の達人が多くいらっしゃるので、作り方を参考にさせてもらいました。性能に関わる部分は大変参考になったのですが、どうしても手作り感が強くて・・・。
キットでは面白くない
キットを組み立てるだけでは面白く無いし、どうせ作るなら、カッコいいのを作りたい。ということで、市販のケースやプラ板を使って作るループアンテナの構想を進めました。
まだCGですが、もう完成したような気分になってしまいます。
基本的な構成は導線を23mほど巻き、その両端にバリコンを付けます。そしてその内側に二次コイルを4mほど巻いたものを設置するいうモノです。この二次コイルの両端をラジオの外部アンテナ端子に接続すれば明瞭な音で受信できるはずです。
このタイプのループアンテナは「同調式」と言って、二次コイルの線をラジオ本体や、コンポ付属のループアンテナに巻きつけても使えます。一次コイルの両端をラジオに接続する「非同調式」よりも受信性能が良いようです。また「同調式」は何も接続せずに、ラジオに近づけてバリコンを回すだけで良く聞こえるようになるそうです。
導線のビビッドな色がいい感じ。
一次コイル(外側)の周長は1m。(直径約318.5mm)
二次コイルから3.5mmミニプラグでラジオに接続する予定。
アンテナのループをどう作るか
平押えクロスというABSの板をホームセンターで見つけました。この板の両端を合わせて別のプラ板で固定し、ケースの中に収めれば、うまく行くはずです。
平押えクロス:幅30mm、厚さ2.3mmほど。
これを黒く塗装します。
ダイヤルは以前購入して使わなかったモノを利用します。
ローレットの穴タイプなので、バリコンへの取り付けには工夫が必要です。
ケースはタカチのPRシリーズ
ネジ止めタイプでサイズが丁度良いので、これを使います。形もまずまずGOOD。
【使用部品】
- 平押えクロス/2本 @378円
- ケース PR-105B 546円
- 0.5mm単線(外形1mm) 50m 1,260円
- ポリバリコン(260pF) 241円
- 3.5mmモノラルジャック 63円
- 3.5mmモノラルプラグ/2個 @115円
- 同軸ケーブル 1.5C-2V/数m @149円
- ダイヤル 径27mm (メーカー不明)
- ABS板 少々
実験しながら作ります。
実際に作ってみたら、もしかすると期待した性能が全く得られないかもしれません。まず作ってみて、導線の長さなどを調節して最良の受信性能を目指す方針です。また、実機はCGのイメージが多少変わるかもしれません。
完成はいつになるか分かりませんが、モノができたら性能も含め、後日あらためて報告したいと思います。
最終完成形はこちら。受信性能もGOODです。 (2009.8.18追記)
(2009-07-14 antena)
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