radio SHARK2は2年ほど前に発売された、MacとWinで使えるUSBラジオです。AMとFMが受信できますが、AMは全くダメ。ほとんどノイズで使い物になりません。FMはフレッツテレビで同時に流れているFMを同軸ケーブルでつなげば、クリアな音で聴くことができます。
ただいま製作中のAM用ループアンテナをこのradio SHARK2につなげて、AMラジオが聴けるようにすることを目指して改造することにしました。
radio SHARK2はその名の通りサメのヒレです。このフカヒレはOS10.3.9から使えるので、ちょっと古いMacでもOKです。ラジオをHDDに録音できるのですが、録音中はLEDが青から赤に変わります。
さて、バラしに入りますが、樹脂ハウジングを2つに割るために、金属製の脚を外す必要があります。脚は底面の滑り止めの裏に隠れているネジで樹脂ハウジングに固定してあります。
粘着シートで貼ってある、底面の滑り止め
真ん中をカッターで切ってもいいけど、再生できるように、ソルベントで剥がしました。
真ん中のネジを外せば、2つ割りにできます。
金属の脚に残った糊をソルベントできれいに取り除きました。
2つの樹脂ハウジングは、ボスがきつめに嵌っているだけなので、割れないように気を付けながら、ひとつずつ丁寧に外していきます。
基板は72X38mmほどで、使えない内蔵ループアンテナが本体の大部分の面積を占めています。これを捨てれば小型化できそうです。基板右側の黒く四角いのがラジオ受信IC[TEA5777HL]。その上方にAMアンテナ、右上にFMアンテナがつながっています。FMのほうは本来2つの端子を使いますが、この製品は一本の線が3.5ミニジャックにつながっていて、そこに専用のアンテナ線を挿すようになっています。
内蔵のAM/FMアンテナは使わず、基板のみを使います。
アンテナ入力部にはモノラルの3.5ミニジャックを取り付けます。
巻き直せば少しは受信性能が良くなるかも。でも使いません。
0.5mmのエナメル線が11巻き(3mほど)してあります。
FMのアンテナは0.7mmのエナメル線
基板に3.5ミニジャックを取り付けたものをタカチのケース[MX2-6-10BB]に収める計画です。
基板に固定されている3.5ミニジャックは使いません
3.5モノラルミニジャック→ミニプラグで外部アンテナにつなぎます。
完成形はこちらです。自作ループアンテナをつなぐとAMもバッチリです。
(2009-07-24 /shark2)
コメント