ダイソーの20W形直管LEDを15W形に改造した時に切って余ったLEDがあります。これを何かに使えないかと思い、ライトを作ってみました。
バッテリーで点く、蛍光灯型LEDライトです。
構想
余ったLED蛍光灯の1列をなにかに利用できないかということで、乳白色の筒もあることだし、蛍光灯型のライトとしてそのまま使うことにしました。
11LEDは直列に繋がっているので、32V程度の電圧を掛ける必要があります。
パターンをカットし、11並列につなぎました。3.0V前後で点けようと思います。
点灯確認OKです。
抵抗を追加し、18650(3.7V)で点灯することを確認。
ケースの設計
先端に余り物の11LEDと乳白色の筒を取り付け、それを延長する形でスイッチと電池ボックスをレイアウトしました。
棒状のLEDライト。電池内蔵LED蛍光灯。
棒をひねるとスイッチが入る仕組みです。ここが一番やりたかった部分。
3Dプリント
全部で7個のパーツに分かれています。
電池BOX(右上)は内側が綺麗にできる配置で。逆に外側はガタガタになります。
右下の棒状の物は電池BOX底の配線を隠すための板です。
組付け
小型のスライドスイッチを取り付けた基板をケースにネジ止めします。
小型のスライドスイッチは秋月で買ったもの。
上のカバーをネジ止めして、内側の摺動部が完成。
電池BOX←→スイッチ←→11LEDの配線が完了。
表面処理
3Dプリンターで出力した時にできる積層痕をパテで埋めて平滑にします。
通常はバラして各パーツごとにパテを盛りますが、面倒なので、組んだ状態で行いました。
ポリパテ→水研ぎ→サフェ→ラッカーパテ→水研ぎ→サフェ(写真はこの段階)
つや消し黒を塗装して、ケースが完成。
動作
まとめ
こういうライトは市販品も安いですが、余り物のLEDが活用できた事と、狙い通りのスイッチ機構が出来たところに満足しています。残念なのはケースの精度がイマイチで、少しへの字に曲がっているところですかね。明るさは十分、200lm程度はありそうです。使い勝手に関しては、隙間に突っ込んで広い範囲を照らすような場合に向いています。あとはお尻にマグネットが付いていたら更に使い易いかもしれません。
電気的には11並列に抵抗1個なので、あまり良い回路とは言えません。また、安全を考えたらヒューズを入れておいたほうが良いかもしれません。でもまあ、自分で使う分にはそのことを意識していれば良い訳で、良しとします。
(満足度:85)
コメント
本格的なワークライトですね。スイッチ目立たないのがオシャレです。
捻ると点灯するスイッチと市販品並みの外観は、3Dプリンターとoink!さんの頭脳あればこそ出来る素晴らしい製品です。
直列を並列に改造して使うのは良いアイデアです。
「明るさ200lmはありそう」ということは抵抗は1Ω位? 連続点灯するのであれば発熱考えると2Ω程度にして明るさ控えめの方が安心?
> あとはお尻にマグネットが付いていたら
3Dプリンタなら電池のマイナス極側にマグネットはめこみ用溝を簡単に作れそうです。
ダイソーの超強力マグネット16mmがちょうど良いかも。
ありがとうございます。
チップ抵抗を上手くハンダ付けするテクニックがあれば、各LED11個に付けるところですが、難しいですね。
抵抗は確か2Ωか何か(1.2Vの600mA)、在ったものを付けました。
お尻にマグネットは3Dプリンターを使えば簡単です。まずはダイソーの電球型ライト(電池タイプ)に付けてみようと考えているのですが、どうせなら18650が入るように長くするのもいいかと欲をこいています。
すごいですね
3Dプリンターがあれば、こんなこともできるよって言うお手本みたいな記事ですね
特に、SWあたりがプリンタがなければ、どうするのって感じです
でも本当にきれいな製品ですね・・・うらやましい
ありがとうございます。
以前(3Dプリンターを買う前)だったらパイプを切って、板を貼って
って感じだと思います。
画面上で検討して、そのまま物体ができるのは楽ですよ~
パテで仕上げる手間がありますが、ここが無くなれば言うことなしです。
(4万円の家庭用なんで、そこまで求めませんが。)
そういえばダイソーは調光器具対応のLED電球出しましたね
そうですね。調光器具対応はあまり食指が動かないですが、
100円の電球(40W形)も出たようです。こちらは見つけたら買ってみたいと
思っています。