TZR250Rのキャブレターを外して、分解清掃しようと思います。まずは左側のキャブから。フュエルタンクを外し、エアクリーナーを外せば、キャブがお目見えします。
ホースの挿してあった場所をマスキングテープにマジックで書いておきました。
取り外し
まず初めにスロットルやチョークレバーに繋がったワイヤーを外します。
スロットルワイヤーはここのネジ2本を外して切り離します。
チョークワイヤーもネジを外して抜き取ります。
右側のキャブも同様に。ドライバーが入りにくいので、ネジをナメないように注意して。
現状確認
TZR250R(3xV)のキャブは左右で微妙に形が違います。右と左を間違わないように注意。
左=左キャブ 右=右キャブ
特に不調なのは左の方。よく見ると穴に黒いものが詰まっています。
エアクリーナーの朽ちたスポンジっぽいです。
分解清掃
フロートのH寸法を測ると16mmで、規定(15~17mm)通りでした。
フロートピンを抜くのに、ネジザウルス(モノタロウ版)が活躍しました。
右キャブのみにプレート板が付いています。この板にどういう効果があるんでしょうかね?
メインノズルは外から押して外します。溝が掘ってあって回らないので注意です。
各部品を灯油で洗って綺麗になりました。穴はエアで吹き飛ばします。
真鍮ブラシから抜き取った1束をアルミパイプに付けた刷毛で角っこを綺麗にします。
組付け
綺麗になった各パーツを組み直します。
Oリング×2とフィルタ×1を新品に交換。こんなフィルタが1000円もします。
耐油ホースも新品に
左キャブのツマミはアイドルスクリューで、右のツマミはエアスクリュー。ややこしいです。
エアスクリューの戻し回数は規定の左2.0、右1+1/2にしました。
まとめ
左側キャブの穴にエアクリーナーのスポンジが詰まっていた事が不調の最大の原因ではないかと思います。ここを綺麗にしたので、おそらく調子良くなるでしょう。
開けてみて、メインジェットが標準だったことを確認しました。(左#190/右#260)
さて、これを取り付けてどうなるか。しばらく調子をみようと思います。
コメント
>左キャブのツマミはアイドルスクリューで、右のツマミはエアスクリュー
へぇ~左右でツマミの役割が違うんですか
>メインジェット左#190/右#260
これこそわかりません、左右のジェットがなんで違うんでしょうか
左右でアンバランスになって爆発力が変わって来るんではないでしょうか???
う~ん二輪は奥が深い、わからないことばかりです
そうなんです。右と左でキャブのツマミが違うし、
メインジェットの番手も違うという変態バイクです。
おまけに水冷で温まったお湯をパイプで通してキャブを温めたり、
ソレノイドでエアの量を調節したり、凝った機構が満載です。
左右でメインジェットが違うと、スキップというかビッコというか
そんな動きになりそうですが、何でなんでしょうね。
>お湯をパイプで通してキャブを温めたり
すごいすごい、気化しやすくするんですかね
>ソレノイドでエアの量を調節
微調整はむりかな
そういえばピストンが楕円だったり、ロータリーエンジンがあったり
DOHCでキャブが4つついてたり・・軽四のトラックにです
おもしろいですね、メーカーの意地がみえたりして
この時代の二輪のほうが面白そう・・・でも調整がむつかしいかな
一応レーサーレプリカなんで、とことん追求している感じですかね。
と言っても、楕円ピストンとなると、お値段も桁違いですけど。
ロータリーエンジンのバイクはいつか乗ってみたいです。2ストと比べてどんな感じなんでしょうね。35年前に友達のコスモLを運転させてもらったことがありますが、ファ~~~ンって感じでした。
すみません
名前入力忘れです・・・OJISANです
承知しました(^_・)
片肺になる場合、プラグの焼けをみつつ、キャブレータをチェックします。
エアクリーナのスポンジが朽ちて ところから、原因に近づいているようでワクワクしますね。
エアクリーナのスポンジがあの状態だったので、原因究明が早まった感がありますね。別の所だったら中古部品を探して、替えてみてって流れになると結構面倒です。