ミニルーターをバッテリーで動かすために作った電源装置です。ミニルーター本体のダイヤルでスピードコントロールできれば良いのですが、そう簡単には言う事を聞いてくれません。そこで単純に電源側で操作する形にしました。
右手にミニルーター、左手でスピードコントロール。使い勝手は悪くないです。
これを作る前にシガーソケットから12Vを取るための変換コードを作りました。
本体のプラグは都合良いことに+-のピン間隔は100Vコンセントと全く同じです。
四角穴の中心とその横に穴を開け、真ん中の一段高い部分を削って、平らにしました。
ただ単にバッテリーの12Vを繋げば使えると思っていたのですが、ミニルーターに繋いでみると回転が速く、ミニルーター本体のダイヤルを回しても全くスピードが変化しませんでした。
ミニルーターを専用トランスに繋いでテスターで測ってみると、無負荷で低速14.43V/220mA~高速17.42V/300mAまで変化しました。トランスの銘板には12Vと印刷されていますが17V以上出るのは何故なんだろう?
専用トランス。基板にあるのは整流用のブリッジダイオードのみでした。
トランスとスイッチング式との動作の違いが良く解らないのですが、12VのACアダプターを繋いで見ると、やはり本体のダイヤルではコントロールできませんでした。
手前にボリュームを付ければ、一応それで可変にはできます。
上の写真の2Wのボリュームでコントロールすると、かなり熱くなります。そこでスイッチングレギュレーター[HRD05003E]を使うことにしました。
秋月で買った定電圧安定化電源[HRD05003E]はボリュームで可変にできます。
はめ込み式のコンセントを加工してルーターのプラグが挿し込めるようにしました。
他の機器にも使えるように、5.5×2.1DCジャックを追加しました。
ボリュームでの可変範囲を狭く調節できるように、半固定抵抗を追加しました。
ボリュームの近くに埋め込んで、電圧が表示されれば便利かなと
ラジコンのリポ電池用のディスプレイを買ってみました。($3.28)
しかしテスターで測った数値と違いすぎるので組み込むのを断念。残念。
警告されてますので、一応載せときます。
本体に組み込める小型の電圧ディスプレイ、どこかで安く売ってないかな。
【材料】
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定電圧安定化電源[HRD05003E] 300円
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0.1μF積層セラミックコンデンサ 100円(10個)
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470電解コンデンサ 50円*2
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はめ込みコンセント 84円
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DCジャック 73円
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10KΩ可変抵抗 50円
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10KΩ半固定抵抗 50円
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シガープラグ 120円
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ケース(マルツ・ノーブランド) 210円
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コード他 手持ち品
(2011-08-29 /prxx_ctrl)
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