新しいエアコンで暖房すると灯油を燃やすより光熱費は下がりますが、その反面カラカラに乾燥します。これを解消するために12Vで動く加湿器を作りました。
100均素材のプラ容器を上手く組み合わせると本格的な加湿器が作れます。
この加湿器を作る前までプラズマクラスターを使っていました。風を「強」にすると十分に加湿してくれるのですが、その爆音に耐えられません。静かな「弱」だと少し能力不足の感ありです。そこで「弱」で使いながら、もうひとつ加湿器を置いてみようと考えました。スチーム式は消費電力が大きいし、超音波式はホワイトダストを撒き散らすというので却下。気化式は構造が簡単なので作ってみることにしました。
プラズマクラスター内蔵の気化式加湿器。洗濯物に風を当てて乾かすのと同じ原理です。
早速、ボディーの素材としてプラスチックの容器を買ってきました。問題は接着性の悪いPP樹脂同士をどうやって固定するかです。そこで思いついたのは接着剤を使わずに組み立てるだけの方法です。
セリアで買ってきたケース類。フタを上手く使うのがポイントです。
容器の横から空気を吸って、湿ったフィルターを通して上に吐き出す構想。
まず初めに水を溜める容器(トラッシュカン)の上の方に風穴を開け、同じ容器の蓋を輪状にカットしたものを裏向けに乗せます。
フタをひっくり返して置くことを想定した設計なのでしょう。ピッタリはまります。
次に乾物ケースに風窓を開け、底を切り落とします。蓋は縁を切り落とし、ファンの形に合わせてくり貫いて、ひっくり返して置きます。
蓋がファンケースに変身。ファンが吐き出す風の流れも良さそう!
裏向けに乗せた白い蓋が乾物ケースの縁を支えます。
フィルターを置いて、穴の下まで水を入れます。2リットルほど入りました。
ファンケースにPCファンを取り付け、乗せた状態。
早速実験してみました。
エアコンを20℃に設定し、加湿しない時の湿度は25%ほどです。
ファンを回すと、どんどん湿度が上がって来ます。2-3分で35%ぐらいになって頭打ち。
一応加湿は正常に行われています。でも直に風を当てて35%では能力不足です。どうやらフィルターがしっとり湿らないのが原因のようです。そこで別の素材に替えてみました。
セリアにあった台拭き。
水を良く吸い込み、上の方までしっとりしています。
2-3分で70%近くまで上がりました。
最後に電源コードを繋いで蓋をすれば100均気化式加湿器が完成!
これに使った9cmファンは1,600回転のもので、ほとんど音がしない代わりに風も弱いです。もう少し騒音が上がったとしても風量が増えたほうが良さそうだと考え、高速で回るファンを新たに買いました。
サイズの[光る鎌風の風92]。風量は17.56~48.11CFM せっかくなんで光らせようかと。
このファンを取り付けて、さらに風の流れを改善した2号機は後日お披露目します。
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(2012-02-13 kashitsuki)
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