10年前に作った、100均「タワーライトイルミネーション」ベースの12V照明器具用に細長いD型LED電球を作りました。
写真は10年前に完成した時のもの。上の方があまり明るくないですね。
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設計
そもそも、LED電球を作ろうと思ったのは、踏んづけて再生不能になってしまったから。
今更これを直そうという気にはならないので、新たに作ります。
余り物のCW/WW2色混合タイプのテープLEDを使って電球を作ります。無段階調色は難しいけど、2色切替は簡単にできそうです。必要なLEDテープの長さは300mmほど。
パイプは直径14mmの100均タオル掛け。80mmの長さに切りました。口金はE17です。
CW/WW切替スイッチはだいぶ前に秋月で買った、1個20円ほどの極小スライドスイッチ。
スイッチは電球のてっぺんに取り付けます。この部品は3Dプリンターで作ります。
スイッチとそれを覆う部品のクリアランスは0.2mm。
3Dプリント
ABSでプリントします。
2セットありますが、1セットは予備です。
11分ほどでプリント完了。
極小スイッチはガタツキなく、いい感じで固定されます。
ハンダ付け&加工
マイナス側のコードは真ん中のピンから左右に切替、CW/WWに切り替わります。
コードはAWG28の協和ハーモネット製耐熱電子ワイヤーです。
80mmのパイプの口金側をU字に溝を切り、マイナス側のコードが通るようにします。
口金にコードをハンダ付けし、パイプの中を通って上にスイッチが来ます。
エポキシ接着剤で口金とパイプを固定します。
キャップ部品を二塩化メチレンで接着し、D型電球ベースが出来ました。
テープLEDを巻きながら貼り付けます。
+12V(赤)、-CW(黒)、-WW(赤)のコードをハンダ付けします。
完成
完成です。
E17をねじ込んで
スイッチON! 光色切替もOKです。
通常はカバーを付けて使います。 先端まで明るいのがイイ。(満足度:85)
コメント
螺旋に貼り付けるのはなかなか良いですね。
残り物で作ったとは思えないほどの出来栄えで素晴らしいです。
欲を言うと、せっかく2色のLEDがついているのだから、ベース部分に調光回路や調色回路のツマミも入れたくなります。
左へ廻し切ると暖色、中央では混合色、右へ廻し切ると白色。
更に欲を言うとLEDの間の空間ににもう一列欲しくなってしまいます。
ありがとうございます。
今回は余り物で作ったので、まあこんなですが
本気で作るなら、COBテープを縦にCW/WW互い違いに並べるのが良さそうです。
そうすれば全面発光ですね。
調光・調色回路はパイプを少し太いものにすれば、市販品を内蔵してリモコン操作できると思います。