TZR250R(3XV)のキャブレターの分解清掃が終わったので、車体側に残っているニードルジェットをバラし、ニードルクリップの位置を確認しておくことにしました。
スプリングを縮めて樹脂の押さえを外し、ワイヤーのタイコを抜けばニードルが外れます。
クリップ位置の確認
ニードル位置は真ん中(標準)でした。
右側キャブも確認してみたら、こちらも真ん中でした。
同調
左右キャブのワイヤーの張りを調整し、燃料が送り込まれるタイミングを合わせます。
左右同時にスロットルバルブが開き始めるように、アクセルワイヤーを調整します。
サーモ横のワイヤー調節ネジの所で、右側の開き始めが早まるようにたるみを減らしました。
試走・再度分解
走ってみた所、かぶることもなくなり、片肺になることも無くなりました。でもなんとなく、低速でエアが足りていないような濃い感じです。もう一度左側キャブを外してチェックしてみることにしました。
パイロットジェットを再度チェック。穴は通っています。
ドライバーで出来たと思われるバリをヤスリで削って修正しました。
スロー系の穴も再度空気の通りを確認。エアダスターで吹き飛ばします。
それと、発進時にボコ付く感じなので、ニードルを薄くなる方向に1段下げてみました。
リードバルブは覗いたところ綺麗だし、今回は手を付けません。
その他の調整
プラグはイリジウムから標準型新品に交換。かぶり易い左側を8番(焼け型)に下げました。
吸気側ジョイント部表面に亀裂があったのでセメダインスーパーXで埋めておきました。
まとめ
もう一度走ってみたところ、だいぶフィーリングが良くなりました。片肺も直ったし、まずまずです。もう少しレスポンスが良くなれば言うこと無しですが、とりあえずこれで一旦調整完了としたいと思います。
何よりキック一発でエンジンが掛かるのが最高の気分です。今までのように始動に失敗して、カウルを外してプラグを磨いて・・・って事がなくなったのが一番嬉しいですね。
現在のセッティングは、
左側:メインジェット#190、ニードルジェット1段上、プラグ8番
右側:メインジェット#260、ニードルジェット中央、プラグ9番
(エアクリーナーはノーマル、チャンバーはドッグファイトっぽい?社外品)
これでしばらく様子をみようと思います。
コメント
ばんざーい
とりあえず完成ってことですね
よかったですねぇ・・13000までブン回したんですか・・すごい
ほんとメカニカルなマシンですね
キャブって昔の殺虫剤の噴霧器みたいなものと思ってましたが
ぜんぜん違いますね・・・反省です
ありがとうございます。
13000rpmの様子をお見せできないのが残念ですが、気持ちよく回りました。
やっぱり2ストは気持ちイイです。全然エンブレが効きませんけど。
今時のコンピュータで燃調を制御する形だともう何もいじれませんが
キャブはまだ何とかなりますね。基本的には昔の殺虫剤の噴霧器と同じですよ。