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キーシリンダの分解修理

メインキーが回らなくなってしまったので、分解清掃しました。ヤマハ系のキーは写真のような構成になっていました。

タンブラーという板が曲がって引っ掛かり、スムーズに回らなくなっていました。

車体からメインキーを取り外したら、底のダイカスト部品から順番に外して行きます。

このタンブラーの形と配列で鍵山の形が決まります。

しくみはこうだ。長方形の穴に鍵が入ると、板それぞれが横にスライドする。するとシリンダ表面から出ていた分が引っ込み、引っ掛かりがなくなり、シリンダが回転する。

このタンブラーの曲がりを直してペーパーとピカールで磨いてやりました。潤滑剤を付けて組み直してやると、ちゃんと回るようになりました。

タンブラーの磨耗が進むと、ガタが大きくなるので磨耗の少ないものを使いたいものです。このタンブラーだけどこかで買えるとありがたいんですが、売っていないみたいですね。

鍵穴には専用の潤滑剤(窒化ホウ酸)を使うと良いみたいです。

556などの油を使うと、しばらくは調子良く使えますが、時間が経つとホコリと油が混じって固まってきますので粉末の潤滑剤を使いましょう。無い場合は鉛筆の芯を削って振りかけると代用できます。昔ながらの方法ですが油より良いと思います。

(2009-06-15 /mainkey)

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