玄関框がボロボロになっているのを修理しました。20年以上経っているのでこうなるのは仕方ないと思いますが、お客さんが家に来て最初に見る所なので、ここは綺麗にしておきたい。
反って剥がれた所を少しずつ移動しながら接着剤で貼り付けているところ。
框(かまち)の状態
前面の突板下側が剥がれて、大部分が無くなっています。
タイルが板よりも奥まっているので、風が抜けて乾燥してこうなったか。
指で引っ張ると浮いているのが分かります。
突板の接着
まずは剥がれた化粧板を接着剤で付け直します。接着剤はウルトラ多用途SUを使うことにしました。塗ってすぐ貼り合わせできるのがイイ。
爪楊枝の先に付けて、剥がれた隙間に塗り込みました。
接着剤を塗った後、テープを引っ張りつつ、ピンチで押さえつけてくっつけます。
ダイソーのウッドパテ
化粧板が欠損している部分はウッドパテで埋めることにしました。ダイソーで「穴埋めウッドパテ」を見つけたので買ってみました。
色はナチュラル、ダークウォールナットの他に、その中間色がラインナップされています。
調色もOK。24時間で完全硬化するそうです。
成分は炭酸カルシウム、アクリルエマルジョン、リトボン。
少量を紙に置いて固まり具合をテストしてみたところ、ポリパテのようにカチカチ・つるつるにならず、木のようなボソッとした感もあり、これは使えそうです。
パテ盛り付け・研磨
剥がれた突板を接着した後、ウッドパテを盛り付けます。1回で盛り付けようとすると大抵失敗するので、乾いたら盛るを3-4回繰り返しました。
色は合ってませんが、最終的にはアクリル絵の具を塗るので大丈夫。
表面が板よりも出っ張るように盛り付けます。
ヤスリでざっくり削ってから、水研ぎします。最終的には#320程度で良いと思います。
色合わせ
アクリル絵の具(≒リキテックス/ガッシュ)を混ぜて色を作ります。
角の欠けた部分に塗ってみました。
ウッドパテの上に塗った所と塗っていない所の境目。
何回か塗り重ねました。
ん~少し暗いですね。もうちょいです。乾くと暗く(濃く)なるので、調色が難しい。最終的にはもう少し薄くした後、面相筆で木目を書き入れる予定です。(満足度:85)
コメント
う~ん
いいですね、もう少しで完璧ですよ
これってひょっとしたらアーちゃんがガジガジした所かな
あと数か所今度はマー君がガジガジした所が残ってますね
以前の剥がれた状態と比べると、だいぶまともになりました。
色合わせは中々手強いですね。
アールが噛んだ所はあまり無いのですが、マー君の方はたくさんあるので大変です。
テーブルと椅子の脚をガリガリ噛んでボロボロなんですが、ウッドパテの1本2本では全然足りないです。┐(‘д’)┌
四角く切って木をはめ込むかな・・・
似たようなことを何度かしてますが、本当に調色って難しいですね
そうですね。水性だと特にそう感じます。
油性やラッカーの方が変化が少ないのかも。
いっそのこと、かまち全体に木目調壁紙シートを貼り付けてもよいのでは、と思いました。
シートだと犬の爪で穴が開いたりしそうです。
頻繁に貼り替える前提なら気分転換できて良さそうです。