先日3Dプリンターで作ったドリルシャープナー(ドリル研ぎ治具)をベンチグラインダーに取り付け、鈍って切れなくなった鉄工用ドリルを研いでみました。
切れなくなったダイソーの2~4mm六角軸と、丸軸の5mmを研いでみました。
ドリルの説明
先端は118°の二等辺三角形になってます。先端を前に向けて時計回りに回転して、材を削って穴を開けます。鈍ったドリル(キリ)はこの左側の角が取れて丸くなっているはずです。
右側の削られた部分はシンニングという加工で、抵抗を減らし、削られたカスが逃げやすくする効果があるということです。
な~んて偉そうなことを言っても、今までにドリルを研いだ記憶は無いんですよね。
研ぎ作業
ベンチグラインダーは10年前にコーナンで買ったヤスモンです。
砥石は左側が粗く、右側に細かい番手の物が付いています。普段良く使うドリルは2~7mmの細いキリが多いですが、細めのドリルは右の細かい砥石を使うほうが良いと思います。
キリを研ぐ前に砥石をこの度買ったダイヤモンドドレッサーで均します。
ダイヤモンドヤスリのコテのようなものです。RELIFE 28279
まとめ
最初は鋭く研げなかったのですが、何度か試しているとコツが分かってきました。難しいことは考えず、刃が鋭角になることと、中心点がズレないように気を付ければ良いと思います。
3-4mmの細いドリルは先端を上げて、少し傾けたほうが良く切れるようになりました。
切れるドリルに研ぐコツ
- 刃が材に当たる部分を上に向けて、刃が鋭角になるように意識して削る
- 左右の辺が等幅になるように(中心が1点で回転するように)意識して削る
- 細いキリはしゃくる(研ぎながら上に動かす)よりも傾けて固定したほうが良いと思う
- 3mm前後の細いキリのシンニング加工は難しい。付けなくても良いと思う
ジグは118°で固定し、しゃくって(研ぎながら上に動かす)削るために15°スウィングする形に設計しました。研削角度が変わらないようにジグをクランプで固定するのが良いですね。
コメント
待ってました
じっくりと観させていただきました
割と簡単みたいですけども、治具をどうするかって問題にあたりました
落ち着いてゆっくり考えてみます
時間はタップリありますから(コロナのせいで)
ご覧いただきありがとうございます。
やってみて思ったのは、意外と簡単に切れるようになるということです。
多分、上手くやればもっと切れるようになるのでしょうけど、以前と比べればこれでもかなりイイ感じです。
一応スウィングするように作りましたが、無くても問題ないと思います。
ベニヤ板に割り箸2本を118°に接着するだけでもジグとしては機能するんじゃないでしょうか。