カブで使っていた、壊れたAC/DCコンバーターを分解してみました。心臓部の部品(?)が何なのか分かれば、同じものの強化版を自作できそうなんですが、何も表記がありません。
どなたか電気に詳しい方、教えてください! この部品は何でしょうか?
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バイク用AC/DC変換コンバーター
カブのヘッドライトは交流で電球を光らせていますが、LED化するためにコレを買いました。
amazonで2,200円ぐらいでした。
これをライトハウジング内に納め、交流→直流に変換してから自作LEDバルブを点灯します。
Hi/Loそれぞれにフラッシュライト用のLEDドライバを取り付け、15WLEDを光らせます。
2年ほど使って、LEDドライバが壊れ、LEDが焼けてしまったので、作り直しました。(記事)
AC/DCコンバーターも新しく買い替えたので、今回古い方を分解してみた次第です。
分解
裏蓋のネジを外すと、黒い樹脂のようなもので固められていました。これを遺跡から土器を発掘するように、部品を丁寧に掘り起こしていきます。
最初はミニルーターで削り始めたのですが、彫刻刀で削った方が早いと分かりザクザク削って行きました。黒い樹脂は少しボソッとしたシリコンのような感触です。
思ったよりも簡単に発掘できました。
コンデンサのパンクは無さそうです。この下に基板は無く、ケースに固められていました。
基板は曲がったまま固定されていました。結構いい加減な作り。
基板は放熱シリコンと黒いボソボソシリコンでアルミケースに固められています。
基板もアルミで、放熱性を考慮しているようです。
回路を調べる
ルーペで電子部品表面の印字を調べ、基板に強い光を当ててパターンを調べます。
この写真にレイヤーを重ね、パターンを描いていきました。
間違っている所があるかもしれませんが、大体こんな感じです。抵抗とダイオードと電解コンデンサの値は分かったので、あとは「?」が何なのか分かれば作れそうです。
色々調べたところ、「?」はFETの可能性大、TO-252 (D-pak)という形(パッケージ)であることまでは分かりました。
何を買えば良いのか、仕様や品番等ご存知な方はヒントください <(_ _)>
コメント
解析ご苦労様です。
私の知識では品番指定まではできませんが、
TO-252型の三端子部品が何かを確認するには下記のLCR-T4測定器が役立ちます。
FETならPch、Nchの確認も出来ます。
電源12Vで、ダイオードが3Aなら、それに対応出来るFETを秋月などで買えば良いかもしれません。
ダイオードを6Aくらいに交換すれば大電流化も可能かと。
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LCR-T4 9V 128 * 64 LCD抵抗コンデンサダイオードSCRトランジスタESRメーターテスター
ありがとうございます!
LCR-T4測定器の使い方がイマイチ分かりませんが
Pch、Nchが判別できれば、何を買えば良いか決められそうです。
>ダイオードを6Aくらいに交換すれば大電流化も可能かと。
なるほど、そういう所に余裕が持たせれば耐久性も高まりそうですね。
ちょっとLCR-T4測定器を検討してみます。
ありがとうございました。
回路図見てパッと見、全波ではなく半波整流になっててFETらしきものは負荷を開放した時に電圧が上がり過ぎないように一定の負荷を与える目的で取付けられている様に見えます。
正の半サイクルは「S3M」のダイオードを通じて負荷へ、負の半サイクルはFETのボディダイオードを通じてショート状態にして(リレーのコイルにダイオードを並列につけているのと同じ)いると考えられ効率が良い回路とは思えないので全波整流を採用した物にしたほうがいいと思います。
又、故障した理由も先述したFETのボディダイオードが破損したため負の半サイクルの電流がそのままLEDへ流れたためだと考えられます。
解説ありがとうございます。
言われてみれば確かに半波整流に見えてきました。
全波整流が良いのは分かっても、回路図が無いと私には作れません。
でも何となくイメージできました。
やっぱり逆接的に電圧が掛かってLEDドライバ→LEDが壊れたってことですね。
ありがとうございました。
この回路、気になっていたのですが良く判らないので傍観を決め込んでいました。
名は未だ無い さんが書かれているように半波整流なのは間違いないです。HiとLoビーム用に2系統の出力があるということですよね。
FETは整流をやっていて、ダイオードを使った場合に避けられない電圧降下がほぼゼロになる接続になっているのだと思います。判り易い解説記事を探したのですが、ちょっと見つかりませんでした。
私の記事だと、
http://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-668.html
の逆接続防止回路ですが、判り難いですよね。この記事ではP-MOSFETですが、マイナス側に入れてN-MOSFETでもいけます。
ダイオードがいっぱい入っている理由はサージ対策と思います。車の回路は点火プラグのハイテンションコードからの誘導くらいで壊れてはいけないので、そういう対策もあるのでしょう。
ともかくこういう方面の専門家でないと完全な説明は難しい気がします。
と言ってすみません、去ります。健闘を祈るw
いつもありがとうございます。
FETがダイオードの代わりで、電圧降下が無いという所がポイントなんですね。
逆接続防止回路は私には30%も理解できませんが、このAC/DCコンバーターの「?」部品は、秋月で売っている同じ形のMOSFETを買えば(NchかPchかは不明ですが)とりあえずは機能するということでしょうか?
>ともかくこういう方面の専門家でないと完全な説明は難しい気がします。
ラジオペンチさんなら電気の事は何でも分かると思っていましたが、難しい分野があるんですね。いえいえ、私から見れば専門家です。
まずは「?」を外してみようと思います。
良かったですね
mytoshiさん、名は未だ無いさん、ラジオペンチさん
やっぱりご覧になってたんですね
早くコメントが出ないかなって思ってました
FETくらいは、判断できるんですがそれ以上は無理です
以前、扇風機を修理しましたよね
頑張ってください、応援します。
電気に詳しい方から解説していただけると、全く気が付かなかったことが少しずつ解けてきます。感謝です。
まずは耐電流電圧の高い部品に交換する形に作リ直してみようと思っています。