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【NEW】容量テスター0.2C設定タイプ【3Dプリント】

バッテリー容量チェッカーHW-586を再度いじくり、抵抗値を可変できるようにしました。これで容量計測の基準となる0.2Cで放電できるようになり、正確な値が得られると思います。

3400mAhの18650を0.2Cの0.672A(計算では0.68A)で放電中。

0.2Cに設定したい

バッテリーの容量を測る時の電流の基準は0.2C(容量x0.2)だそうです。

例えば3000mAhの18650を測る場合、3000(mAh)x0.2(C)=600mA流すのが正しい。600mA流すための抵抗値は3.7(V)÷0.6(A)=6.16(Ω)となる。

以前に測った時は3.75Ωで1A流していた(0.33C)ので厳し目な計測をしていたということ。

 

 

ウチにある全てのバッテリーを容量を調べ、それらを0.2Cで放電する電流値を求め、電圧÷電流で設定すべき抵抗値を導き出しました。

各バッテリーの0.2Cとなる電流値から抵抗値を計算し、一覧表にしてラベルを作成。

今回は、巻線型可変抵抗器2.5W/50Ωを使って抵抗値を自由に設定できるように改造します。5Wのセメント抵抗を加えて少し電力に余裕を持たせようと考えました。(抵抗値の計算

東京コスモス電機の巻線形可変抵抗器 50Ω[RA30Y20S B500]と、タクマンの5W 2.2Ω

ケースの設計

巻線型可変抵抗器が収まるようにケースをモデリングします。

ボリュームの直径が31mmあり、端子部分が入る大きさにしました。

 

基板を固定する部分は以前のまま変更なし。

3Dプリント

STLで書き出し、ABSでプリントします。

収縮を見込んでCura上で0.7%拡大(1.007倍)します。

 

ボリュームが収まる部分はサポート材がぎっしり入ります。

 

ケース(下)がプリント完了。

 

ボリューム部分の蓋も出来上がり。

 

サポート材は毟り取ります。

組み立て

まずは5W2.2Ωのセメント抵抗と、2.5W50Ωの巻線形可変抵抗器を直列につなぎます。

これをケースにナットで固定し、HW-586のターミナルにネジ止めします。

 

つまみを付けたら完成。

 

一覧表ラベルを裏に貼り付け。電池の容量に合わせて最適な抵抗値を設定します。

抵抗値はターミナルのネジにテスター棒を当ててボリュームを回して調整します。

ボリュームmin.でセメント抵抗分の2.3Ωとなる。

 

ボリュームmax.で52.5Ω。

 

冒頭の3400mAhの18650の容量を測る時は、抵抗を5.4Ωに調整します。

いつかウチにあるバッテリーを0.2C放電で測り直そうと思っています。特に容量の小さい電池は以前測った時よりも数%値が良くなるんじゃないかと思います。(満足度:90)

 

 

コメント

  1. ケースが格好良いですね、流石oink!さん。
    一つ気になったのが可変抵抗の許容電力です。2.5Wの可変抵抗をお使いですが、例えばこれを10%の位置で使うと、許容電力は1/10の0.25Wになってしまいます。(使用されている抵抗膜の長さ(面積)に比例して許容電力は変化すると考えます。)

    そういう条件で計算してみると、負荷電流が約0.23A以上で可変抵抗の許容電力をオーバしているようです。実際には使われていない抵抗膜の部分も放熱には寄与するので、たぶんこの50%増しくらいまでは大丈夫だと思いますが、ともかくご注意ください。

    • oink! より:

      表示されている許容電力とはそういう事だったのですか。
      てっきり最大使える値だと思っていました。
      新しい知識を与えてくださりありがとうございます。
      0.23Aということは大体容量1000mAh以上ってことになりますか。ん~
      ボリュームが焼き切れた経験がないのでイメージできないのですが
      熱々になっていないか注意してみたいと思います。
      アドバイスありがとうございました。

  2. mytoshi より:

    ラジオペンチさんご指摘の通りですが、
    少しでも許容電力を上げるために、
    2-3端子を短絡している線を1-3端子短絡に変えて
    合成抵抗値を25Ωにするのはいかがでしょうか?
    最大抵抗値が27.2Ωになりますが、
    普段使いそうな範囲は20Ω以下だと思うので十分かと。

    • oink! より:

      >2-3端子を短絡している線を1-3端子短絡に変えて
      合成抵抗値を25Ωにする
      がまだちょっと理解できていないのですが、セメント抵抗を並列に繋ぐ形になるのでしょうか。
      Li-ionの1000mAh以下の電池の計測を諦めれば良いということですね。
      簡単に対処できるならイイですね。
      小さい電池用にもう一個作ろうかという気になってきました。
      アドバイスありがとうございました。

  3. 通りすがり より:

    少しでも許容電力を上げるために、可変抵抗器の後ろの
    金属カバーを取り去って排熱してはいかがでしょうか。
    この際、ケースにも通風孔を設けて。

    TOCOSのカタログでは定格電力が2.5Wではなく、2Wと書か
    れているのも気になります。
    https://www.furutaka-netsel.co.jp/maker/tocos/pdf/ra30.pdf

    • oink! より:

      廃熱対策、検討してみます。
      アドバイスありがとうございました。
      千石で買いましたが、2.5Wと表示されていました。他の店も2.5Wですね。
      なんででしょうね。

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