ガレージの電動シャッターの調子が悪いです。夜に突然ピーピー音が鳴り出して、しばらくしたら鳴り止んだりします。翌日シャッターを開けようとボタンを押してもが動かない!
もう寿命かも知れません。
現状
ウチのガレージに付いているシャッターは93年製の電動シャッターです。設計寿命は10年ですが、だましだまし30年頑張ってきました。
三和シャッター製です。機種名は不明。
スラット(シャッターのカーテン部分)の幅は約3.2m、高さ約2.6m。 軸経は42.7mm。
10年前にメンテ用天井点検口も付けました。
この度、電源を切ってリセットできるように片切スイッチを付けました。
奥に見える箱は無線リモコンの受信機です。
リモコンはラジオートRAX-331。
壁の操作ボタンで下限上限を設定します。
各部の状態
10年前に塗ったエンジンオイルがまだしっかり光っています。
スプリングはそろそろ交換が必要かも。特に左側がヨレています。
センターの巻取りプーリー部分。この反対側に制御基板とモーターが付いています。
軸とモーターは固定されていて、ダイカスト部品の内側からギアで回転させるしくみ。
不具合の詳細
シャッターが上がらず、ブレーカーを落としてリセットしたら動いたものの、今度は開いたまま閉まらなくなってしまいました。一旦電源を落として、下限設定の押切り操作をしたら何とか閉まりました。今度開けるのには勇気が要ります。時間的な余裕が無いと車が出せません。
分かっている不具合
- たまに巻き上がらず、ずり落ちる事がある。
- ボタンを押しても動かない時がある。
- 閉まった状態で突然ピーピー鳴って、しばらくすると鳴り止む。
- 最後にはピーピー音は電源を切らないと止まらなくなった。
- 下限上限が上手く設定できない。メモリーされていない感じ。
- 上限下限の設定操作(□を押しながら△を3回押す)なら一応動くみたい。
- 手動操作のワイヤーが外れて、シャフトの中に引っかかってしまった。
シャフトの上にクラッチ機構が付いています。緊急時にワイヤーで引っ張って動かすのですが先日これが外れて、シャフトの中に引っ掛かって使えなくなってしまいました。
ポテンショメーター
ポテンショメーターを交換したら直ったというカキコミがネット上にたくさんあります。今回は抵抗値がスムーズに変化するようにパーツクリーナーで洗ってみたいと思います。
20KΩ・10回転型(多分)のポテンショメータ
バネが付いているのは上限・下限に達した時に空回りするためだと思います。軸の隙間からパーツクリーナーを注入するため、パーツを取り外します。
組み直せるように、順番を記録。
洗浄したことで抵抗値がスムーズに変化するようになったのですが、シャッターの開閉は相変わらず不調のまま直りませんでした。
部品情報
基板を交換すれば直りそうな気がするんですが、30年前の製品なので新品の基板は手に入りません。基板には「ENSA6-93C」とシルクがあります。
調べたところ、「SA6CR」用の基板はオクで入手できそうなんですが。
基板のディップスイッチで、操作方法が変更可能。
上限下限の設定方法
4Pリミット付き(リモコン内蔵) 接続図
結論
色々試しましたが、結局直りませんでした。寿命と判断し、修理を諦めて部品一式を新品交換する方向で行こうと思います。できるだけ安く上げたいので、3つの方向で検討しました。
- 電動化DIYキット
- 電動化製品(楽天市場)
- シャッター業者に依頼
詳しくはまた今度。
コメント
基板の真ん中の緑色の電解コンデンサーと
その右上のコンデンサーの「容量抜け」の可能性は無いでしょうか?
「液漏れ」はしていなくても、製造から30年も経過すると
見た目は正常でも、中の電解液が蒸発してコンデンサ―としての
性能を維持できなくなることが多いです。
LCR計が有れば直ぐに判断できるのですが。
コンデンサが抜けている可能性は大いにありますね。
でも、基板だけではなくスプリングもへたっているので
こちらも交換が必要だと思います。
巻き上げの重量バランスが取れず、ずり落ちてアラームが鳴る感じです。