ウチのガレージに付いている電動シャッターですが、最近途中で勝手に止まる症状が出てきました。買い物から帰ったら少し開いていた事もあり、早急に修理しないとマズイ状況です。

もうすぐ19年。おそらく1回もメンテされていないと思われます。
昇降操作は車の中からリモコンで行います。ボタンを一回押すと最後まで上がって(下がって)自動的に止まります。

電波式でしょうか。雨の日はなぜか上手く信号が伝達されません。

上限下限は壁のスイッチの裏操作で設定します。
上限下限を設定し直すと一時的に直りますが、すぐに症状が再発してしまいます。電気的な問題じゃないかとみて、制御盤のところをチェックすることにしました。

停電時操作用のワイヤーが絡まるのでガムテープで留めてあります。

蓋を開けてみました。コンデンサは問題無さそう。左のモーターみたいのが曲がっている?
ネットで調べていたら、同じような症状で修理した方を見つけました。このマブチモーターみたいな部品を交換したら直ったとのことなので、取り外して見ることにしました。

まさかこの小さいモーターでシャッターを巻き上げているの?と最初勘違い。

要するに多回転ボリューム。抵抗値の変化で巻き上げ位置を把握するらしい。
このポテンショメーターの両端をテスターで測ったら定格の20KΩでした。これをまっすぐになるように取り付けたら、なんか直っちゃったみたい。実にスムーズに止まります!
勝手な想像ですが、コレの取付が曲がっていた→スムーズに回転しない→抵抗値がギクシャク→物を挟んだと解釈→シャッターが停止していたのではないかと見ています。

折角なのでネジで止めてあるカバーを全部外してみます。
電動シャッターについて調べていたら色々分かってきました。このタイプの電動シャッターは40W~100Wぐらいの細長いモーターが制御盤の後側に付いています。軸の両側にはバネが巻かれています。この巻きバネでシャッターの重さとバランスを取っているとのこと。

原始的な仕組みですね。20年も使えばバネを交換したほうが良いのかもしれません。

これと同じ原理でシャッターの上げ下げを軽くします。(出典:おもちゃの作り方/石川球太)

まだもう少し使えると勝手に判断。油をさしてサビの進行を止めようと考えました。

余り物のエンジンオイルを塗ることにします。

錆びているスプリングと軸に塗りました。

こちら側も同様に。いい艶が出ました。
これでもうしばらく使えそうな雰囲気です。頼みますよ~。
(2013-01-29 den_shutter1)


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