以前にCDラジオを改造して取付けた外部アンテナ端子ですが、これをさらに改良して受信感度アップに成功しました。
AMは内蔵バーアンテナを切り離せるように、FMはGND側も接続しました。
AMはバーアンテナが基板に繋がっている部分に外部アンテナ用のミニジャックを取付けていたため、外部アンテナ使用中もバーアンテナが繋がっている状態でした。これをひとつのアンテナだけが動作するようにスイッチを取り付けました。
バーアンテナの片方の線にスライドスイッチを付けました。
スイッチは100均の電池ボックスのもの。本体には取り付け用ボスを接着しました。
ところがスイッチを切っても、もう片方がバーアンテナに繋がっている状態だとアンテナの役目をするみたいで、スイッチON/OFFの違いがほとんどありませんでした。
そこで今度は2極双投のスイッチに変更。これで完全にバーアンテナを切り離せます。
スイッチの固定が完了。
内蔵バーアンテナで受信したい時は細い棒を差し込んで切り替えます。
一方FMの方は前回の改造で本体から生えている1本のアンテナ線の付け根部分にミニジャックをハンダ付けしました。外部アンテナは2本線なので本来は2本とも基板に取り付けるべきですが、どこに付ければ良いのか分からず、内蔵アンテナと同じラインで1本だけ取り付けている状態でした。
前回の改造。右側がFMです。薄紫の線は内蔵FMアンテナの根元にハンダ付け済み。
もう一方の線をどこに繋げば良いのか?参考になる資料を求めてネットで探していたらFMチューナーの回路図を見つけました。
赤く示した所が今回やろうとしているところ。
コンデンサを取付けた線ともう1本の線を基板に繋げて良く聞こえる所を探ってみました。
その結果、上の回路図の通りに接続するよりも良く受信する所があったので、そこに決定。
コンデンサの方をバーアンテナの根元、もう一方を乾電池マイナス側の根元に取付けました。
元々付いていたFMアンテナは取り外しました。その代わりの簡易アンテナとして100均のモノラル延長コードを改造して作りました。
先端のミニジャックを取り除いて線を裂いただけ。簡単に作れる割には良く受信します。
室内用のFMアンテナは線を3Cから1.5Cに換えました。細くなって見た目スッキリ。
FMはアンテナ左右のパイプを使って受信する形となり、シャーという音が減って、ステレオ感がはっきりするようになりました。良く入らなかったinterFMも受信できるようになり、快適です。
一方AMは外部アンテナのみで受信する場合とバーアンテナも繋がった状態で受信する場合を比べてみても、それほど違いはありませんでした。この改造はあまり意味が無かったようです。残念。
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(2012-05-25 ex_ant2)
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