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食器棚のMDF天板修理

10年以上使っているニトリの食器棚ですが、天板の縁がめくれて、茶色いMDFが露出してきました。ここがこれ以上広がらないように補修したいと思います。

こぼれた電気ポットのお湯が合わせ目から浸入して、MDFが膨らんだんだと思います。

修理

修理の流れとしては、めくれ上がったデコラ(メラミン化粧板)とMDFを深く削り取り、エポキシで固めてから、表面に白い樹脂を充填して、研磨すれば良いかと思います。

MDFの天板に表面デコラ貼りで、木口は樹脂製の部材が貼ってあります。

削って広げる

天板の化粧板よりも出っ張っているMDFを削って、充填剤が乗るように低くします。

彫刻刀で削っていきます。

大体こんな感じで。

MDFは節や木の目が無いので、どの方向にもザクザク削れます。

固める

天板表面を白く固める前に芯のMDFを固めます。

掘った溝にエポキシ接着剤を充填し、固めます。

表面の充填

表面の白い樹脂はアクリル絵の具(リキテックス/ガッシュ)を使いました。水性なので固まるに従って肉やせします。それを見込んでチューブから直接山盛りに塗っていきます。

家族が触らないようにマスキングテープに注意書きを。

少し固まったところで、気泡ができないように注意しながら追加充填しました。

水研ぎ

半固まり状態で大雑把にカッターで削ぎ落とします。完全に固まってからヤスリで削り、最後は耐水ペーパーで水研ぎして仕上げます。

#240→#320→#600→#1000で水研ぎしたあと、コンパウンドで磨きます。

修理完了。でも、イマイチの出来。MDFの線が少し露出してしまいました。

まとめ

これ以上悪化しないように防水処理ができました。しかし出来はイマイチです。境目の線が目立つのが気に入りません。敗因は彫刻刀で削る範囲が狭かったこと。あと5mm広く削っていたら境目の茶色い線は出なかったと思います。

表面に塗ったダイソーのアクリル絵の具は、完全硬化するのに3日ほどかかりました。3日経てばカチカチになるので表面を覆う素材としては十分使えます。手抜きしてチューブからそのまま出して埋めましたが、少し黒や黄色を加えて色合わせをしたほうが良かったです。

木口に樹脂材を貼ったタイプの食器棚を使っていると、どうしても合わせ目から水を吸ってMDFがめくれてくると思います。アクリル絵の具で固めて補修することは可能ですのでお試しください。ちなみにこれの後継の食器棚はデコラが上面から下面にかけてR状に継ぎ目なく貼ってあるので、MDFが水を吸うことは無いと思います。多分同様の問題から改良されたんでしょうね。

(満足度:70)

コメント

  1. ojisan より:

    あっ
    これいいです、待ってましたです
    実はコタツの天板が、削れてしまって同じようにMDFの下地が
    でてしまってます、なんとか直そうとは思っていたんですが
    どうやっていいかわからず、なかなか手がでませんでした
    でも、天板は白一色ではなく木目なんですよね・・・どうしよう
    トライしてみますね・・・いつになるかわかりませんが。

    • oink! より:

      こたつの天板というと裏が麻雀用のフェルトやつを想像しますが、アレの天板は結構硬かったように思います。木目ということならアレじゃないんですね。
      多分同じように修理できると思います。
      木目なら茶色と赤、黄、黒、白があれば木の雰囲気が出せそうですね。

  2. ササキ より:

    素晴らしい!アクリル絵の具で盛るという点に、ただならぬ情熱を感じました!
    私ならパテを持って安物の白い化粧シートを貼ると思いますが、安易な発想で申し訳ありませんという気持ちでいっぱいです(笑)

    • oink! より:

      ありがとうございます^^
      絵の具って言うと弱い感じがしますが、アクリルなのでカチカチになります。
      出来具合にイマイチ納得していないのですが、とりあえず防水はバッチリです。
      もう一度掘って色を合わせば良いのですが、一度手が離れると面倒くさくなってしまいますね。

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