錆々のシフトケーブルを新品と交換しようとしたら、ワイヤーが取り外せない仕様だったので変速機側のタイコを削り落とすことにしました。
ケーブルが簡単に交換できない仕様って何なの?
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タイコを外す必要あり
せっかく新品の専用シフトケーブルを入手したんですが、片側のタイコを外さなければならないことが分かりました。
長さはイイけど、タイコの形が違います。
右に並べたのが新しいワイヤー。真ん中のタイコがラクーンコンポの後側と同じ形です。
おまけにアウターの太さがラクーンコンポ純正よりも細いんですよね。
これを使うのを取りやめ、数年前にダイソーで買った150cmのワイヤーを使うことにします。
インナーはラクーンコンポのものを再利用し、アウターのみを使おうと思います。
ネジ式タイコを作る
内装変速機側にタイコが無いと変速出来なくなってしまうので、タイコを作ることにします。ハンダ付け等いろんな方法がありますが、ネジ止め式を作ってみます。
強度的な不安はありますが、加工しやすいアルミの棒(Φ6)で作ってみます。
はじめにワイヤーを通す孔(Φ2.0)を開けます。
それを7mm程度の長さに切ります。
横から2.5mmで孔あけし、M3のタップを切ります。
横からネジを締め付けると、ガッチリ固定できることが確認できました。
ワイヤーの交換
ネジ式タイコを作る前、内装変速機側のタイコの代わりにアルミのキャップが使えるか?と考えたんですけど、コレで代用するのはちょっと弱そう。
20年以上前にハンズで買ったインナーキャップです。
アウターのキャップも出てきました。20年、いや30年前の物かも。
タイコを切り落とす前に、ダイソーのアウターを本体に通します。
旧ワイヤーの後端にダイソーのアウターをテープで繋ぎ、引っ張って通す作戦。成功です。
ダイソーアウターを8cmほど短くニッパーで切り、アウターキャップを嵌めこんで
ラクーンコンポのワイヤーの変速機側タイコを切って、そのままアウターに通します。
自作ネジ止め式タイコを取り付け、念のためインナーキャップをカシメました。
この機会にグリップシフトカバーの折れた所を二塩化メチレンで接着修理。
溶けてくっついたので、材質はABSだと思います。
シフトケーブルの遊びを調整後、カバーを取り付け。
シフトケーブルに曲げ癖が残っていますが、サビが無くなってきれいになりました。
変速機のカバーを取り付けて、作業完了です。
アルミで作ったネジ式タイコは特に問題なく使えそうです。(満足度:90)
コメント
確かに強度不安ですね!
何年かは平気と思いますけど。
壊れたらまた作ればいいんですよ。
うちの電チャリのエナクルの変速レバーも同じ感じのグリップを廻すタイプのやつでした。
で、その変速ケーブルが同じように劣化したので1年前くらいに交換したのですが、そのグリップに適合するケーブルが見つからなかったので、結局はグリップ式は止めて、シマノのピアノタッチレバーという不格好なやつに交換しました。
サイクルショップあさひで店の在庫探してもらって部品を購入したのですが、oink!さんみたいにケーブルまで改造する手は浮かばなかったです。デザインにこだわる姿勢は流石だなーと思いました。
だいたいタイコを切らないと分解できないというのがそもそも普通じゃないですね。
私の場合はどうやってタイコを付けるか調べていたら、ネジ式のタイコが存在することを知ったので、作ってみることにしました。
アウターは切ってキャップを嵌めれば良いので、長めのものを買えば大丈夫です。
前のグリップシフターを捨ててなければ戻すのもありですね。
変速のタイコは外れたとしても変速出来ないだけなのでまだ大丈夫ですよね。
僕は後ろの鍵をかけたらハンドルロックも効くタイプのハンドルのところに来ているワイヤーを変速ワイヤーかブレーキワイヤーを改造して交換しました。
壊れるとハンドルロックが効く可能性があるので点検は欠かせません(^_^;
改造の詳細がイメージできませんが、走行中にハンドルロックが掛かったら怖いですね。お気をつけください。