マキタ充電式ラジオMR100の改造を進めています。ひとつの記事にするには結構なボリュームがあるので、今回は「ボディを作る」に絞って書いてみます。
防水仕様で頑丈なMR100を迷彩塗装でもっとハードなイメージに。
MAKITA MR100
マキタの現場ラジオシリーズで最初の製品です。FM/AMラジオとAUXの音源を左右に付いたスピーカーから迫力ある音で鳴らせます。
マキタの各種バッテリーが使い回せるのが最大の特長です。

これをli-ion18650で駆動し、USB電源追加、Bluetoothモジュール追加、音質改善などの改造を進めています。
バッテリー収納部の作成
MR100はマキタの各種バッテリーが使い回せるのが”売り”ですが、私はマキタのバッテリー工具を持っていません。汎用性の高い18650×3本(12V)が使えるようにしたいと思います。
マキタバッテリーに特化した収納部の形を18650用に改造します。
この部分のカバーをRhinoceros (CAD)でモデリングし、3Dプリンターで作ります。
CURAからABSで出力します。最初は一体型で作ろうとしたのですが・・・
だんだん反ってきたので、途中でキャンセル。時間とフィラメントの無駄使いでした。
ABSは反りとの戦いです。上の写真は全部失敗作。
モデル上にt0.2のディスクを付けて作り直し。収縮に対して張り付いて踏ん張ります。
板物なら割と綺麗にできます。これを接着したほうが早くて綺麗で無駄がありません。
二塩化メチレンで接着して出来たバッテリー収納部のカバー(裏側)。
カバーを上に乗せ、ネジ止め用の穴を6ヶ所開けました。
M3のネジで固定します。円穴には市販のUSBチャージャーが付く予定です。
裏側にはナットの回り止めを接着しているのでネジ締めが簡単。
アーバンカモ塗装
アーバンカモフラージュと冬季迷彩の違いがイマイチ良く分かっていないのですが、グレイッシュな迷彩にしたいと思います。
以前100円ランタンに施したのと全く同じ手法です。
100均アクリル絵の具(≒リキテックス/ガッシュ)を調色し、筆塗りします。
白・黒・赤・黄を混ぜて色を作ります。
黒いガードやハンドルを外してから、色がまばらになるように置いていきます。
白い部分は樹脂の地色ですが、紫外線で少し黄変しているので丁度良い感じです。(^^)
受信周波数変更操作
MR100のFMラジオは76.0~90.0MHz(+アナログTVの1~3ch)が受信できますが、これを裏操作で108.0MHzまで拡張し、ワイドFMが聞けるようになりました。
操作手順動画(2:12)
次回は電気的な工作と音質改善について紹介したいと思います。 続きはこちら
コメント
Bluetoothモジュールというのはスマホと接続したりするのですか?
楽しみにしてます(^^)
はい。USBから電源を取るタイプの市販品です。
スマホ内に保管した音楽やRadikoが鳴らせます。
受信周波数は海外用のモードなのでしょうか?
古いデジタル選局ラジオなのにワイドFMが聞けるのはありがたいですね
多分国内向けと輸出用で切り替えできるようにしてあるのだと思います。
マニュアルに載っていない隠しコマンドって面白いですね。
電気工作
ていうのがはんだとか
基盤弄ったりすることなんですね
その都度、はんだだけとかより
電気工作ていうまとまった分野を学べば、基礎的なことはできそう… 素人なので何から始めればいいのやらて感じですが
ただ、色ぬりはもう
人それぞれですよね
絵心ないので、ほんとうらやましいです
電気工作って言っても、私の場合は中国製の市販品を買ってきて繋げるだけです。特別な教育を受けた訳でもないし、回路が分からなくても作れますよ。
絵の具は減法混色、青と黄色を混ぜたら何色になるか?程度の経験があれば十分。かなりいい加減です。