何度も登場しているインクジェットプリンター[PX-V780]です。使う頻度が減ったので子供の部屋に置いていたのですが、西日によって樹脂が酷く黄変してしまいました。
タバコのヤニが付いたような黄色さ。用紙を立てる蓋のほうがより黄色くなっています。
漂白の準備
まずは部品を外します。
ケースごと外したけど、全部を液体に漬けるのは大変なので蓋だけ漂白することにします。
蓋のサイズを測ると434×183でした。これが入る大きめのバケットが必要ですが、ウチには適当なものが無いので新しく買うことにしました。
赤長 DIYトロ舟 ブラック 25L 約570×310×135mm
ホームセンターに行って買うよりamazonで買う方が安いし、楽です。
トロ船が納品されたので蓋を並べてみました。
漬け置き
酸素系漂白剤は液体のワイドハイターEXが良いというカキコミが多いです。粉の酸素系オキシ何とかも効くらしいので(効かないと言っている人もいますが)ブレンドで行きます。
液体のワイドハイターEXと、ダイソーで買った過炭酸ナトリウム。
濃いめの液体で漂白してみます。 分量はテキトーです。
西日が当たる16:00頃。
ぬるま湯で溶かしたら、結構な量の泡が出てきました。
指を入れると、ヌルっとします。
フタが浮いてくるので、ガラスの瓶の蓋を重石として使うことにしました。
10日間放置
ベランダに放置すること10日間。 朝は氷が張っている日もありました。
途中、漂白剤を継ぎ足したり、お湯を入れたり。
漂白もそろそろ限界かな。
少し白くなった感じ。
結果
Before
用紙トレーが真っ黄色ですが・・・
After
漂白していない筐体と近い色になりました。
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◁ ▷をスライドさせると漂白剤の効果がよく分かります。
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前側も下のケースとの色の差が縮まった感じです。
西日に当たる前はこんなにきれいでした。
酸素系漂白剤で漂白できることが確認できました。正直言うともう少し白くなることを期待していたんですけどね。夏の方が漂白されるのかも?(満足度:75)
コメント
レトロブライトだと思うのですが、ワイドハイター使う以外は間違っていると思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Retr0bright
要するに過酸化水素で漂白するということですよ。
オキシドールでもイイし、もっと安くて良い商品があるかもしれないし。
「ワイドハイター使う以外は間違っている」とか言ってないで
色々試せばイイんじゃないですか?
私は一応化学屋ですが、
表面が酸化したプラスチックの対症療法ですから、
過炭酸ナトリウムをたっぷり使って
日光の力で漂白を促進させるのは
正解だと思います。
でも、汎用のABS樹脂は日焼けに弱く強度が落ちますから
樹脂を劣化させないためには日除けカバーをかけておくのが一番良さそうです。
イメージ的には紫外線当てたら更に黄変しそうな感じがしますが
紫外線で黄色くなった物を紫外線で元に戻すというのが面白いですね。
気化したアセトンでヘッドライトの黄ばみを取る方法がありますが、
あれで白い樹脂の黄変を取るというのはどうなんでしょう?
斑になるのかな・・・
黄変防止策としては、塗装するのが一番簡単だと思っています。