もうすぐ30年になるキッチンの換気扇(レンジフード)のスイッチが剥がれてきました。機能上は特に問題ないのですが、そのうち引っ付かなくなりそうなので修理することにしました。
レンジフードにはランプの入切、強/弱/切のスイッチが付いています。
現状
スイッチはクリック感のある、タクトスイッチの上にシートが貼ってある、よくあるタイプ。
NaiS (松下電工)の製品です。 今気づいたけど、NとSが大文字なんですね。
ペロッと簡単に剥がれてしまいました。下にあるのはタクトスイッチ組み込みのボタンです。
表側は、油が付いている以外特に問題なし。
裏側は粘着力が無くなっています。30年近く経っているので、まあそんなもんでしょう。
修理方針
やることは脱脂して、裏の両面テープを貼り直すだけですが、全体にベタッと貼るのではなく、一応抜くべき所は抜いて最良の状態で作ろうと思います。
まずは、スイッチシート現物を測って、ボタンとLEDの位置を正確に図面化します。
「切り抜き下絵」をコピー用紙にプリントアウトしたのがコレ↑。
両面テープは在庫してあったダイソーのフィルム製を使います。
幅が15mmと細いですが、並べて貼れば大丈夫です。
直し方手順
はじめに両面テープを剥離シート(A4ラベルシートに使われていたもの)に2列に並べて貼り付けます。そしてその上に印刷した「切り抜き下絵」をテープで貼り付けます。
A4ラベルシートの剥離紙は適度にテープが貼り付くので再利用するのに丁度良い。
デザインナイフで両面テープを抜くべき所を切り取ります。
スイッチシートはソルベントやパーツクリーナーで脱脂します。
あとは貼るだけ。製品と同様の粘着シートが完成。
剥離シートを剥がして、シートスイッチに貼り付けます。
スイッチシートができました。
本体も油が付いているので念入りに脱脂します。
両面テープの剥離紙を剥がした状態。
凹座に合わせて貼り付ければ、修理完了です。
こんな薄い内容でも1000文字の記事になりました。多分裏面の全面に両面テープを貼っても、どうってことは無いと思いますが、製品としては抜くべき所は抜いてあるはずなので、元通りになったということです。(満足度:85)
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