ETCやナビなどの電源は通常バイクのバッテリから取りますが、12Vの電圧を電池で駆動したらどういう利点ががあるのか?
それは機器と電池をタンクバッグに入れておけば、バイクを停めて離れる時にコネクタを抜いたり、コードをまとめたりといった面倒な作業が要らず、ただタンクバッグを外して持ち歩くというひとつの動作で済むことです。
006P(9Vの電池)を2個使って18Vで駆動するひとも多いようですが、もっとスマートで長時間使える電池は無いか?
いいのがありました。リチウムイオンの二次電池で5時間稼動するという電池です。
画像引用:http://www.eyesonly.info/product/bb12v.html
早速この電池を購入して、使いやすく改造することにしました。
こんな感じになりました。
改造のポイントとしては
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防水型であること。
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LEDを前面のスイッチ横に付けて、バッテリの上に機器が乗せられること。
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ワンタッチなコネクタであること。 です。
早速バラしてみました。上下ハウジングがネジ止めしてあり、ネジの上からエポキシのような樹脂で固めてありました。これを彫刻刀でシコシコと取り除き・・・
3本のセルと充電基板が出てきました。セルはホットメルトでケースに固定してあります。
左:ケースにパーツを収めたところ。 右:隙間をシリコンでシールします。
左:LEDが付いていた穴を塞ぎ、内圧調整用に1mmの呼吸穴を開けました。
右:穴をバイク用電源ボックスで使った防水絆創膏+不織布を丸く打ち抜いたものを貼付け。
完成! コネクタはバイク用電源ボックスで使ったものと同じヒロセ電機のHR30です。
やっぱりLEDは青がいい そしてスイッチにも防水カバーをつけました。
充電用のACアダプタの5.5X2.1プラグを防水コネクタに変換するケーブルを作って終了です。
【材料】
- 12V無線カメラ用バッテリ(eye’s only):2,980円
- コネクタプラグ(ヒロセHR30-6P-6S)2コ:1,050円
- レセプタクル(ヒロセHR30-6R-6P):420円
- DC中継ジャック 2.1mm(マル信無線電機MJ-077N):105円
- 波動スイッチ (Linkman KCD1-101A):52円
- スイッチ防水キャップ (Linkman KCD1-CAP):26円
- LED/3mm・青(Linkman LLED-B301):42円
- 2芯軟質シールドケーブル(オヤイデ電気):168円
- シリコンシール・黒(コニシ・バスボンドNew):398円
- 3mmABS丸棒(プラスチック部品屋.COM):140円
(2009-05-04 2009-05-04-3)
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