子供の頃に使っていたマイキット50です。中学の頃にカドのゴミ捨て場に持って行ったのを、はっきり覚えているのですが・・・40数年経って、私の元に帰ってきました!
そうそう。私が持っていたのはこのデザインのマイキット50です。(オクで購入。)
マイキットとは
コレが発売されたのは1973年頃だと思います。当時、マイキット派と電子ブロック派が居て、友達のA君は電子ブロックでした。確か、マイキットの方が安くて、たくさん回路が作れたのでこっちにした記憶があります。
当時いくら位だったんでしょ?最高ランクのマイキット200で2-3万だったような。
バネにリード線を挟んで回路を作って行きます。マイキット50だと50回路作れます。
電池は006P。この頃の電気製品の裏側はこういうボードが多かったですね。
トランジスタは缶タイプ(って言うの?)。東芝製です。
コンデンサはKINGってブランドの日本製。この頃は防爆の溝は無しですね。
ソーラーパネル。何式って言うんでしょ?現在よく見るセルが並んだタイプと違います。
付属品
未使用です。クリスタルイヤホンって今も買えるのかな?
付属のカード。バドミントンセットって、当時はみんな欲しかったんですかね。
修理代は切手で・・・って懐かしい。 ちなみにこの住所は現在はホンダになってますね。
50回路
このアンチョコが無いとマイキットの価値は半減します。コレを見なくても何でも作れる人は尊敬しますね。
50回路掲載されていますが、自分で考えれば100回路でも作れるかも。
目次を見ていると、当時の記憶が蘇ってきました。
【ダイオード・ラジオ】電池を繋いでないのに音が出る!って当時感動しました。
【1ダイオード3石ラジオ】コレは作ったかなぁ?40年経った今、また作ってみたいです。
【スピーカ式ラブ・テスター】ウィ~ってブザーの音程が変わるヤツですね。
【ロジック・インバータ】「ばかにしないで」ってフレーズは40数年経った今でもしっかり覚えてました。でもこれが何故コンピュータの基本の考えなのかは未だに分かりません。
独り言
何となく欲しくなって買ってしまったけど、未使用なので使うのが勿体無くなってきました。コレクターズアイテムとして保管しておこうかね。
よく見たら値札が貼ってありました。マイキット50の当時価格は4,500円。高いような安いような。(国電1区間が30円の時代です。)
まあでも、こういうおもちゃが有ったおかげで電気の基礎的な知識が身に付いたのは間違いありません。マイキット先生、ありがとう!
このマイキット50ですが、大きさを1/2ぐらいにダウンサイズして3Dプリンターで出力し、電子部品を現代の物に交換して、ミニマイキット50を作ろうかとアイデア練り込み中です。
コメント
自分もマイキット派でした(200持ってました ^^)。
ちらとWikiさん見たら、初代は自分らと同い年なんですね。
そう言えば、初期型の木の板に部品が付いてるのも見た
覚えがあります。
電子ブロックの復刻版は持ってましたが、マイキットの方は
(たしかわりと高かったので…)未入手でした。
是非、oink! さんの手で復活させてあげて下さい。
200ですかぁ。いいなぁ。
同じような台形のマイキットで、青っぽい製品を見たことがあります。
初期型なんですかね。
マイキットは150が復刻されていますが、思い出のある50を買いました。
チップで復刻したら、手の平サイズでできそうですね。
懐かしいですね、でも私はとても買えませんでした(買ってもらえないかな)
マイキットはちょっと記憶にありませんが、電子ブロックは少しありますね
一般的に高額だったような記憶はあります
もし、買ってもらってれば人生が変わっていたかも・・・そんなオーバーな
電子ブロックは確かに高かったと思います。
ふと思ったのですが、電子ブロックって、ブロックが壊れるごとに
作れる回路が減って行くんですかね。(バラ買いできたのかな?)
>もし、買ってもらってれば人生が変わっていたかも・・・そんなオーバーな
私もマイキット200だったら・・・変わらないでしょ^^
今は、ブレッドボードですもんね。
電子部品もディククリートから、SMDまで、基板も回路からCADで描いて、データで発注すれば作って送ってくれるし…。
なのに、今の日本の子供らは、やっていない。
こんなんじゃぁ、中国にしてやられるのも当たり前だなと思うわけです。
ってか、親が、作って見せなきゃいけないんですけどねぇ…。
「このままじゃ、日本は滅びる」って言っても、平和ぼけした人が多すぎて相手にしてもらえない。電子工作、金属加工技術って、国防に直結する技術なんですけどねぇ。
ネットじゃぁ、日本の伝統や労働環境の問題点だけを指摘して、未来につながるなんの解決策も出さずに、国外脱出を煽る日本人じゃない連中の情報戦が目立つようになってきました。
嘆いていてもしかたがないので、その線で、我々 ジジイが、ブログで発振 違う 発信していかなかきゃいけないと思うわけです。
子供が電子工作できないとすれば、明らかに親の責任でしょうね。
親がハンダ付けぐらいできなくてどうするの?って思います。
40年前なら、ユーザーにハンダ付けさせる商品って、結構有ったんですが。
まあでも電気製品が壊れたら、直すよりも買い替えた方が安上がりって時代ですから嘆いても仕方ないのかも。
一方で、小学3年生ぐらいでarduinoを使いこなす子もいるみたいだし、
好奇心旺盛な子は放っておいても出来るようになるんだと思います。
親がきっかけをつくってやることが重要なんでしょう。こういうのも二極化していそうですね。
子供の頃に電気製品を分解したり、弄って遊んだ我々は、部品が100均などで安く簡単に手に入る今の時代になって、また遊べるようになったって所でしょう。
こんばんはー。
色々な回路の実験ができるキットですか…確か我が家では…私が小学生の頃、『電子素子の実験キットが欲しい』と親に言ったら、『電子の部品の実験なんてやっても、中の動きが見える訳じゃない』『何の役に立つか判らん物に金を使うくらいなら、ラジオのキットでも組め』とか言われて、ラジオキットをハンダ付けして作った記憶が有ります。で『仕組みが良く判ったろ?』とか言われました(仕組みなんて判らんわw)(それを勉強したいと思ったから、最初のキット欲しいと言ったんだがな)
家の親は少し頭が固い所が有って、小さい頃には随分と意見を押し付けられました。例えば小学生の頃『ファーブルの昆虫記が読みたい』と親に言ったら・・・、『昆虫は我々動物とは違い過ぎるからツマランぞ?シートンの動物記にしとけ』とか言われて、結局断念した。(なんだかんだ言って違う物を買って来る)ファーブルの昆虫記は大人になってから読んだけれど、読んでこう思いましたよ。『確かに昆虫は動物とは全然違うけれど、上手く生きている仕組みが面白い』小さい頃に読んでいても、面白さは充分に感じられた様に思えました。結局こういう趣味的な物は、小さい頃は親の考え方に支配されてしまうので、多少しょうがない所も有るかな…なんて、今振り返ると思い出されますね。
なんか、昔のオヤジ像がそのまま描かれている感じで面白いです。
どこの家も今より家長の強さがあったんじゃないですかね。
私の場合は「ウチはウチ、よそはよそ」でおねだりを一蹴されていましたね。
>結局こういう趣味的な物は、小さい頃は親の考え方に支配されてしまうので、多少しょうがない所も有るかな…
そうですね。趣味、嗜好は親と同じな所は結構ありますね。
弱い所も似ているような。
おー、いいですねー。
私は電子ブロックが欲しかったんですが、どちらも買ってもらえませんでした。
半田ゴテなんかは結構早い時期に買ってもらって、二石レフレックスラジオが最初に作ったキットだったかな。(その前にゲルマニュウムラジオを作ったかも)
そのうち鉄道模型の方に興味が移ってしまいました。
基本的には機械屋なんですが、最近は自分ですぐ結果が出せる電子工作ばかり。旋盤欲しいなとか思ったことあるんですがね。3Dプリンター買えばやりたいことの幅が大きく広がるかなぁ。
やっぱり導入はラジオですか。音が出ると嬉しいですよね。
機械設計で普段から3DCADに慣れていらっしゃるなら、3Dプリンターはオススメです。すぐに形が出来るのは楽し過ぎますよ。
工作やるなら旋盤やフライス盤も欲しいですね。置く場所が問題ですが。