USB急速充電器を試す

TININというブランドの４ポート充電器を入手したのでレビューします。

TININ USB急速充電器(4ポート, ホワイト)　amazonで1,599円（’16.5現在）

アマゾンで購入する時、本体カラーはブルーと白が選べます。写真を見ると、石のようなテクスチャーだったので、より石っぽい雰囲気がいいかと、白にしました。

コンセント（AC100V）に挿して使うタイプです。

この充電器の特長はというと

保護回路が充実しているのと、出力が4ポートで6.2Aという点かと思います。

PSEと技適の表示。技適は関係ないような気もしますが。

プラグが折りたためてコンパクトに。”Travel Charger”とのことです。

手のひらサイズで小さいです。 （実測値70×61×30）

さて、実際にスマホを充電してみようと思うのですが、ポートに印刷された、”iphone” “Android” “Smart IC”の文字。どこに挿せばいいんでしょうか？

iphoneはiphoneに挿せばいいんでしょうけど、Smart ICって何？

取説には各ポートの説明が無いんですよね。┐(‘д’)┌

とりあえずいつものandroidスマホ009Zで試してみます。USBポート・ケーブルの間に自作テスターツールを挟んで、各ポートの電流を測ってみようと思います。ちなみに009Z付属のUSB充電器では0.42Aでした。

4つのポートを合計した電流は最大6.2A。1ポートでは最大2.1Aとのこと。

ではZTE 009Zでの充電電流計測開始。

[iphone]に挿すと0.41A。

[Android]に挿すと0.68A。

[SmartIC]に挿すと、これも0.68A。

今度はandroidのタブレットdtab d-01Gで試してみます。

[iphone]に挿すと0.45A。

[android]と[SmartIC]はどちらも0.77A。

続いてiphone6。

[iphone]に挿すと0.95A。[android]に挿しても同じく0.95Aでした。

[SmartIC]に挿すと1.15Aに上がりました。

まとめると、androidは[android]に挿しても[SmartIC]に挿しても電流は同じで、iphoneは[iphone]と[android]が同じ電流になるようです。バッテリーの充電状態やケーブルの質によって電流値が変わる可能性がありますが、傾向は同じかと思います。

iphoneもAndroidも「急速充電するなら、[SmartIC]に挿す」ということでいいみたい。

今まではいつも12V鉛バッテリーに繋いだUSBポートから充電していました。今後、鉛バッテリーからこのTININの充電器を通して急速充電するなら一度インバーターでAC100Vに変換してやる必要があります。

今までDC-DCでは0.4A程度で充電されていました。

インバータを通してTiNiNの充電器を使えば0.68Aで急速充電可能です。

やすもん矩形波インバーターでも問題なし。

耐久性はまだ分かりませんが、コストパフォーマンスは◎です。

【総評】

外観は表面仕上げがきれいです。しっとりとした表面は滑りにくく、高品質な感じがします。各パーツの成形や組み付け、プラグの動きもしっかりしています。手のひらに収まるコンパクトなサイズで4ポート使え、合計31Wというのは十分なスペックだと思います。 ネガティヴな評価としてはSmartICの説明と、どのポートに挿せば良いかという説明が無いこと。（とりあえずSmartICに挿しておけば高めの電流で充電されます。）

４ポート付いて、作りもしっかりしています。これで1,599円はお得感ありだと思います。

（2016-05-30　/tininusb）