前回の記事『青歯マイクロアンプ』に載せるバッテリーBOXを作りました。狙いは生のLi-ion電池を使うことで、電源から来るノイズを減らすことです。
正面のLEDが青から赤に変化したら、電池の交換時期です。
設計
先に作った『青歯マイクロアンプ』の上に載せるため、外形はそれと全く同じです。ここに収まる電池は18500が最大です。私は18350も持っているので、コレも使えるようにしたい。
電池接点はタカチの単3用 (IT-3SP/IT-3SM)を利用します。
基本的にはどちらか一方にバッテリーを挿して使います。
コンポとして重ねて使うイメージ。
3Dプリント
まずはケース本体からプリントします。
フィラメントはABS。Cura上で収縮分0.7%拡大します。
1時間半でプリント完了。
続いてバックパネル。
薄物なので、ベッドの温度を少し下げて90℃にしました。
13分程度で出来上がり。
最後は上蓋。
設定は変更なし。
26分程度で出来上がり。
組み立て
バックパネルの穴に2芯のMicroUSBケーブルを通し、抜け止めに結束バンドを締め付けます。電池接点のハンダ部を折り曲げて、コードを送りでハンダ付けします。
電池接点と、バックパネルを上から差し込みます。
裏にはΦ6で打ち抜いたゴム足を貼ります。
使い方
MicroUSBケーブルをBTアンプユニットの電源入力ジャックに差し込んで、上に載せます。
Li-ion18500を嵌めて3.7Vを供給します。
18350の場合
スイッチ付きボリュームを回すと起動します。
モニターの下に置いてみました。右は10数年使っている鎌ベイアンプ。
スマホの音源を鳴らす時はコレを使おうかと思います。
LEDが赤くなったら電池の交換時期です。
18500 (1400mAh)の場合、約13時間30分でLEDが赤に変わりました。
18350 (750mAh)だと、約6時間45分でLEDが赤に変わりました。
市場から消えてしまった「コンポ」スタイルなのが売りです。でも最初から18650が使えるように設計した方が良かったような気もします。(満足度:80)
コメント