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ラクーンコンポ・リチウムイオン化改造2

セルを並べ替えて完成した、細長い24Vリチウムイオンバッテリーパックをラクーンコンポのバッテリーに組み込みます。

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18650が6S3Pで、24V/6Ah

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このNi-Cd(24V/3Ah)の代わりに組み込んで、容量アップを図ります。

新バッテリーパック組み込み手順

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ハンダ付けされたヒューズホルダを外し、新しいバッテリーパックに繋げて使います。

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こんな感じで、配線が完了。充電用ジャックはケースの穴に通しただけです。

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一応インジケーターは点きました。

内部パーツを3Dプリンターで作製

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作るのは充電コネクタをバッテリーケースに固定するための部品。

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コレと同じ形で中に2.1×5.5のジャックが嵌るように。

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モデリング完了。ジャックを通すため、2つのパーツに分けました。

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抜け止め、回り止めを付けました。

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3Dプリンターが活躍します。

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ジャックを挟んで接着してしまいます。

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完成。

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バッチリです。

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あとは発泡材を詰めて、バッテリーが中で動かないように。

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目論見通り。

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充電器のプラグも刺さります。充電も問題なしです。

ちゃんと使えるの?

スペックはニカドが3ahリチウムイオンが6ahなので、2倍に容量アップしています。使ってみると、今までのヘタったニカドよりは長い距離走れます。正確に測った訳ではありませんが、今までのニカドが5kmでモーターが回らなくなっていたのが、8kmで動かなくなる感じ。

走行可能な距離は少し伸びたけど、倍までは行かないです。ニカドが標準で24V、フル充電で27V前後あるのに対し、このバッテリーパックは22V付近が標準で、フル充電して25Vと、電圧が低めです。それがイマイチな原因じゃないかと思っています。

それと、残量インジケーターが正しく表示されません。フル充電後でもLED1個が点滅する「要充電」のサインが表示されます。

自己採点は60点

思ったほど電池が持たなかったので、ちょっとがっかりです。電圧が低いからじゃないか?と考え、この後7直3並の24Vバッテリーパックを追加購入しました。上の写真で白い発泡材を詰めている所にあと3本入れてやろうと考えています。(実施しました

満充電後もインジケーターのLEDが1個しか点かないのは何でだろう?ただ単に電圧を見ているだけじゃないんですかね。改良は続きます。

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コメント

  1. オジジ より:

    必要なパーツは3Dプリンターで作ってしまうのですから恐れ入ります

    インジケーターはやはり電圧を監視しているんでしょうね
    あまり凝った回路にはしていないと思うのですが・・・

    • oink! より:

      オジジさんこんにちは。
      内部部品なら表面の粗さはどうでもいいので、
      3Dプリンターを使うのが最適だと思います。

      >インジケーターはやはり電圧を監視しているんでしょうね
      ところが25Vあっても「要充電」のLED1個点滅なんですよね。
      もう少し様子を見てみます。

  2. SheepFactry より:

    上手いこと収めてますね。

    バッテリーインジケーターは、多分ですがNi-Cd仕様は「電圧で充電量判断」ではないかと思います。携帯電話などのLi-ionバッテリーは他に温度を測定しているようですが、回路上に温度センサーが無ければ電圧だけでしょう。

    Ni-Cdでも、Appleが90年代なかばに出していた「Newton MessagePad」の専用Ni-Cd充電池は温度センサーが入っていたので、内部を詰め替える時にセンサーに当たる部分の電池の外装を剥いで詰め替える方法がありました。温度センサーに感知されないと充電自体がされない仕組みだったのでこういう抜け道を見つける人が多くいたものです。

    • oink! より:

      SheepFactryさんこんにちは。
      ありがとうございます。
      「インジケーターを交換直後は正しく表示されない」って注意書きがあったので
      しばらく充放電を繰り返してみようと思います。それと配線の見直しですね。
      温度センサーの可能性もありそうです。
      それでもだめなら、小型電圧計+スイッチに交換しようと思います。

  3. 電子工作好き より:

    こんばんは~

    自作魂が炸裂の完成結果ですね。確かに改造に必要な部品を
    3Dプリンターで打ち出せれば、最強の自作道環境が構築できると思います。
    一つ質問が有るのですが、今回のバッテリーのソケットを交換したのは
    メーカー製のソケットのままだと市販の充電器が使い難いので
    汎用のソケットに交換した…という理由でよろしいのでしょうか?
    (ソケットを交換した意味が、今イチ理解できていなくて済みません)

    しかし外観も実用性も自分の狙い通りに作れる幸せって、本当に凄いですよね。
    メーカーお仕着せの物だけを使うのではなくて、自分の納得の行く物を使う…
    (しかも自分で作って…)うーん、憧れます。

    • oink! より:

      電子工作好きさんこんにちは。
      3Dプリンターがあると便利ですよー。そろそろ購入したらいかがでしょう?
      ソケットを交換した理由は、元のソケットはラクーンコンポ専用充電器のプラグが差し込める形ですが、ラクーンコンポ専用充電器はニカドを充電するための回路なので
      リチウムイオンには向いていないからです。
      今回買ったバッテリーパックは充電器とセットなので、その充電器を使ったほうが間違いないと考えました。

      >メーカーお仕着せの物だけを使うのではなくて、自分の納得の行く物を使う…
      そこが自作のキモですね。売っているなら買えばいいし、無ければ作る。
      だと思います。

  4. 鍛冶屋 より:

    >残量インジケーターが正しく表示されません。
    これは、ニッカド電池とリチウム電池の特性差故じゃないでしょうか。
    電圧を測定するにしても何らかの負荷を掛けているでしょうから、このインジケータは内部抵抗の低いニッカド電池に対応した大きな負荷を掛けているのでは?。

    >「インジケーターを交換直後は正しく表示されない」・・・充放電を繰り返してみようと思います。
    これも多分、ニッカド電池のメモリー効果があるので、使用しているうちに改善されますって事だと思います。しかしリチウム電池にはメモリー効果が無いので、その方法では改善は望めないかも・・・。

    本来、リチウム電池は(ノートPCのような)ちびちび使う用途向きで、モーターのような出力にはニッカドやニッケル水素電池が向いているとの事。
    もちろん、メーカー製のようにしっかり電気(電子)的に管理出来れば、(その高容量ゆえ)リチウム電池の方が優れているのでしょうが、自作用なら最近の高容量ニッケル水素電池を使った方が扱いやすいのかもしれませんね。

    • oink! より:

      鍛冶屋さんこんばんは。
      フル充電したリチウムイオンを最初にインジケーターに繋いだ時は3つLEDが点いていたので、25Vならそんなもんかなと思っていたんですよね。

      「インジケーターを交換直後は正しく表示されない」を改善するには「一旦全部放電して充電し直す」とあったので、そういうことかもしれません。

      以前は瞬発力はニカドってイメージでしたが、今はリチウムイオンが優勢でしょ。
      ラジコン用もli-poやli-feが主流なのでは?ラクーンコンポ用としてはニカドや二水では頑張っても5ahですが、li-ionだと6ahで、しかも軽いのは魅力です。わざわざ回路付きの18650を選んで買ったわけですから、管理は大丈夫なはず、と思っています。

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