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SMDを混ぜて好きな色をつくる

以前、LEDチップの取り外しが上手くできなくて頓挫した「混色して4000Kを作る」の再チャレンジです。今度は上手くできたので、その詳細をレポートします。

この天井に付いた4000K相当の12VLED電球をもっと満足できる色にするのが今回の目的。

SMDを用意

左の電球色SMD基板に右の昼光色SMDを取り外して移植する目論見。

自作のコテ先で外そうとしましたが、上手く取れません。ボロボロに。(以前の記事

ホットプレートなら楽々

クリームハンダをリフローするのにホットプレートが使えるので、その逆もできるはず。ちょっと調べた所、250℃で10秒程度ならチップが焼けて壊れること無く取り外せそうです。

230℃前後でハンダがプクプク溶け始めるので、ピンセットで1個ずつ素早く取り外します。

実に簡単。下の3つはホットプレートで外したのでキズがありません。

樹脂が溶けることもなく、バッチリ。一応3V程度で点灯チェックしましたが、全部使えます。

2通りの配置を検討

なるべく2色が互い違いになるように、6:4の比率でチップの配置を考えてみました。

左はホットプレートを使って外したので無傷です。右は自作コテ先使用で傷だらけ。

向きに注意してcool whiteをハンダ付けします。片側ずつやれば割りと簡単です。

点灯テスト

グローブをはめたら、色は完全に混ざり合ってしまいます。

チップの配置が違ってもグローブをはめたらほとんど一緒です。分からないです。

Cool Whiteをもう1つ減らしたタイプも作りました。

Warm7:Cool3で色温度がさらに下がったはず。

色の違いを比較

今回作ったSMD混色基板の他に、元々のパワーLED(目玉焼き)、2色COBを加えて見え方を比較してみます。

元々の目玉焼きと、Double Color COB。

チップのW/C比率や種類によって色はずいぶん変わります。

左下のWarm7/Cool3が気に入りました。シーリングライトで設定している色に近い温白色です。結局、天井のLEDは6個ともWarm7/Cool3に付け替えました。

写真では今までとの違いが分かりませんが、実際には全く違います。

Warm成分が出ています。

まとめ

SMDのLEDを並び替えて好きな色をつくるのはそう難しくないです。コンビニのLED照明で電球色と昼光色を互い違いに並べたものを見かけますが、あれと同じですね。

SMDを取り外すポイントとしては、230℃程度に熱したホットプレートにアルミ基板を乗せ、ハンダが溶け出したら素早くチップを取り外すこと。もたもたしていたらLEDが壊れる可能性があるし、取り外さないで残しておくべきLEDが流れてずれてしまうことがあります。とにかくピンセットを使って素早くです。

それと、色の違うチップの配置はできるだけバラけさせて置いた方が良いとは思いますが、それほど厳密に考えなくても大丈夫ということ。乳白色のグローブをハメたら色は混ざって、ほとんど分かりません。

割りと簡単に温白色が作れるので、興味が有る方はお試しください。

 

コメント

  1. mytoshi より:

    素晴らしい!!!
    仕上がりがとても綺麗です。

    oink!さんの見事な問題解決能力にはいつも驚かされます。以前購入された温度計も活用していて無駄がない。

    半田ごての電力では、大きな放熱板に付いたLEDを外すには熱容量が不足していた、ということでしょうか。

    • oink! より:

      mytoshiさん、ありがとうございます^^
      アルミ放熱板からパーツを外す場合は放熱板ごと熱するのが一番です。
      半田ごてだと、アルミからどんどん熱が逃げてしまうのでダメみたいです。
      チップを付けるのも(今回はハンダゴテで付けましたが)放熱板にチップを並べて、ホットプレートに乗せた方が簡単で、きれいに出来ますね。
      放射温度計はこういうのを測るのに便利ですね。

  2. OJISAN より:

    すごい、アイデアが満載ですね、毎回楽しく拝見させていただいてます
    これからも、アイデア満載お願いします
    LED、太陽光、BMWと楽しいですね
    回路図なども載せて頂けるとありがたいのですが。

    • oink! より:

      OJISANさん、いつもありがとうございます。
      ネタはたっぷりありますので、今後ともよろしくお願いいたします。
      回路図・・・は、どこかで見つけてきたものを配線することしかできません。
      電気はド素人なんですよね・・・

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