テープレコーダーのレストア

以前リールテープをデジタル化しようと貰ってきたテープレコーダーですが、時々大きなノイズが出たり、全く音が出なくなったりします。これを直したいと思い、分解してみました。

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ボリュームのガリ、再生レバーの接触不良、突然ハムノイズが発生、といった状況。

ナショナルRQ-401

このテープレコーダーについて調べてみたんですが、ナショナルのRQ-401という機種です。1966年にGマークを取っているようです。

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オクでもこの時代のオープンリールのテープレコーダーが多く出品されていますが、買い手はあまり居ない感じです。もっと上級の機種ならニーズがあるのかも。

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左の[VOICE MATIC] [SOUND MONITOR]の使い方が分かりません。┐(´-`)┌

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コンセントを挿すとランプが点きます。でも今後この機械で録音することは100%無いね。

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レバーをグリグリ動かすと音が出たり、出なかったりします。ここが一番直したい所。

再生レバーをSTOPにすると「プシュ~」と言いながら音が小さくなって行きます。コンデンサから電荷が抜けていくような雰囲気です。

現状は何とか使えるレベル

分解修理せずにテープ1本だけは何とかデジタル化できました。以下はその時の記録です。

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PCへの取り込みは外部スピーカー端子から。SoundEngine Freeを使いました。

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取り込む前にヘッド周りのクリーニングだけはしておきました。

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クリーナー液は20年以上前に買った[SONY KK-3]。何て物持ちいいんでしょ。

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ピンチローラーは磁性体で真っ黒。

分解してみました

さて、ここからが分解です。昔の機器は設計思想が今のものとは根本的に違います。底にネジが無いので横のネジを外してみたのですが、全く開く気配がありませんでした。

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ヒンジの所のネジ2本を抜くと底のカバーが外れました。

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ベルトは少し伸びていますが、一応機能しています。作り直すならバンコードですね。

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リンク機構でスライドスイッチを入り切りします。こういう仕組みは時代を感じさせますね。

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接点部分を接点復活剤で磨きました。

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電解コンデンサは抜けていそうですが、全部交換するのは面倒くさい。どうすっかな。

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この頃の電解コンデンサって防爆になってないんですね。

結局、面倒くさくなって分解しただけで終了です。 いつかまた気合を入れなおして、再生レバーの所を重点的にレストアしたいと思っていますが。(いつになるやら)

コメント

  1. 老技師 より:

    ’66製ですか、かなりのレトロですね。写真に写っているTrはカンタイプのPNPですか?もしかして2SA100番代。
    基板のハンダは手付けでラジアルリードを折り曲げて付けてあるので交換は大変かと。
    「ひよっこ」の時代のものです。残念ですね。

    • oink! より:

      >写真に写っているTrはカンタイプのPNPですか?もしかして2SA100番代。
      コンデンサの隣の円柱型の部品ですよね?
      私には良く分かりませんが、写真見ただけで分かるとは凄いです。
      本気でやれば、直せそうですが、そこまで気持ちが持っていけないです。

  2. OJISAN より:

    いやいや、なつかしいですね
    ベルトが角ですね、平ベルトもあったりして・・・
    この頃の基板やメカは、ある程度までなら回路図なしで
    実物を見て追っかけれたんですよね。
    故障といえば電気的な故障より、メカ的な故障が多かったと
    記憶してます、レバーが切り替わらなかったり接触不良だったりでした
    まあほとんどが、ベルトがヘロヘロになってました。

    • oink! より:

      50年前の製品ですからねぇ・・
      私はこんな古い電気製品を直した経験はありません。

      >故障といえば電気的な故障より、メカ的な故障が多かった
      そうですね。音の記録にしても、ヘッドを物理的に押し付けている訳ですからガタガタになりますね。
      今だったら、修理といったら基板ごと交換でしょうけど、この頃の物は部品交換が当たり前ですね。名機と言われる機械なら部品取りも入手して直そうかと思うんですが、この製品はそこまで名機でも無いですし・・。

  3. こんにちは。面白い物持ってますね。昔はデザインのためならここまで手間かけて作ってたんですね。

    これはセンターキャプスタンのリバース機です。昔はテープの終わりまで行くと、ひっくり返して裏面を再生していましたが、そういう手間のいらないちょっと高級機です。

    あと、キャプスタンのローレットを廻すと、スリーブが抜けてキャプスタンが細くなり、1/2倍速で録音再生が出来るようになっている気がします。確かテープ速度が9.5mm/secか4.75mm/secの選択だったかと。外したスリーブを紛失しないように保管できる仕掛けがどこかにあるかも知れません。

    それと、
    VOICE MATICは、録音時に音に反応してテープを廻す機能だったような。
    SOUND MONITORは、高域/低域をカットして人の話を聞きやすくする機能だったような。

    小さなリールしかかからないレコーダーなので、会議や取材用の物でしょうね。そういえばデンスケってのがありましたが、そういうカテゴリーの商品なんでしょう。

    • oink! より:

      >ちょっと高級機です
      そうなんですか。ラジカセでオートリバースがちょっと上みたいなイメージと同じですかね。
      >キャプスタンのローレットを廻すと、
      LPモードですね。本体は押入れの奥に片付けてしまったので、今度じっくり確認してみます。
      >VOICE MATIC、SOUND MONITOR
      なるほど、そういう機能ですか。言われてみると、ネーミングがピッタリ合っているように思います。
      それにしてもお詳しいですね。流石です。

  4. 電子工作好き より:

    こんばんは~

    うひゃ~、私がまだ子供の頃の製品ですよこれ。
    それに『テープレコーダー』と言うのでカセット式かと思ったらオープンリール式…
    高校生の頃に、同級生の中にオーディオ好きな人が居て、その人が使っていたのが
    TEACのオープンリールだったのを覚えています。
    確かナショナルもテープレコーダーの開発グループに入っていた様に
    覚えているのですが、何分にも昔の事なので、ウロ覚えです。
    NATIONAL のロゴも味わい深いですなぁ。
    できるなら、復活させてあげて欲しいです。

    • oink! より:

      私の世代ではオープンリールと言えば、音を追求したオーディオマニアが使うものってイメージです。私自身は最上級を求めたとしたらメタルテープとドルビーCが精一杯でした。
      この間延びしたNATIONALのロゴは時代を感じさせますね。まだCIの概念が無かった頃なんでしょう。SONYのテープがSoni Tapeだったり。
      >復活
      とりあえず現状維持で保管しようと思います。その気になればいつでも直せそうですし。

  5. mytoshi より:

    随分古い時代のテープレコーダーですね。
    ゴムベルトが現役(?)時代のままで動いているのだとすると、昔の部品は素晴らしい!

    スピーカーの隣で出力トランスに銅板製放熱器(これ自体今では珍しい)でハンダ付けされているトランジスタは低周波増幅の最終段ですから2SB型でしょう。

    このころの我が家では姉が「語学勉強に使う」と言って親に買わせたSONY製がありました。
    フランスギャルが来日した時に私が借りて、付属マイクでテレビのスピーカーからの音を録音したことをとても懐かしく思い出しました。その時に家族には声を出さないよう願いしたことは言うまでもありません。

    この時のテープはまだ持っていますが果たして音が出るかどうか…
    当時のヒット曲そのものは20年近く前にフランスでCD化されて販売され輸入で手に入れたから大丈夫なのですが。

    • oink! より:

      フランスギャルですか。その頃私はおかんのお腹の中におりました。
      昔はコードを繋がずに録音は普通でしたが、このテープレコーダーはAUX IN付ということは当時の最新機能だったんですかね。
      >CD化されて販売され
      そうなんですよね。どうしても聞きたいテープがあるなら別ですが、デジタルで手に入るなら、そっち買っちゃいますね。

  6. 鍛冶屋 より:

    >フランスギャルですか。その頃私はおかんのお腹の中におりました。
    ”夢見るシャンソン人形”の人ですよね・・・。
    あれ? 自分はoink! さんと同学年だと思ってけど、
    もっとお若かったのかな?。
    1966年来日とありますので、自分も”生”では覚えて
    ませんが、歌は子供心にも耳に残ってます。

    • oink! より:

      夢見るシャンソン人形のリリースは65年の5月だったと思ったけど
      今調べたら9月ですね。なら生まれてます。
      もちろん曲も知ってます。

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