スポンサーリンク

銅箔基板で鉛バッテリー充電器を作る

ポータブル電源として使っているバッテリーを充電するための充電器を作りました。中味は秋月で千円の充電器キットですが、基板はオリジナルです。

s-robo_kiban208

クラフトロボでカットした銅箔基板です。

この充電器キットは最大20Ahのバッテリーまで対応しており、満充電になると自動的にフローティング充電に切り替わるという点が特長です。半年前に買った、台湾製の鉛蓄電池用に丁度良さそうです。

s-12v20ah

このLONGの12V/20Ahバッテリーを充電するために充電器を作ります。

基板を作るにあたっては、クラフトロボを利用しました。銅箔テープをパターンに切ってベーク板に貼り付けるという手法です。前作は銅箔が剥がれ易かったので、この部分を改良しました。
まずはパターンを図面化し直します。この時、接着面積ができるだけ広くなるように考慮し、ヒートシンクが基板上に乗るように変更しました。

s-robo_kiban202

黒線のレイヤーのみイラストレーターから出力します。

s-robo_kiban203

クラフトロボに銅箔テープをセット完了。

s-robo_kiban204

カットされた銅箔。手前の部分は上手く切れなかったのでカッターで手直ししました。

s-robo_kiban205

手直しした所が離れすぎ。この部分を再度出力し、貼り替えました。(写真は修正前)

s-robo_kiban206

穴図面を紙に印刷し、銅箔の上に貼って、そこをボール盤で加工しました。

s-robo_kiban207

ハンダ付け完了。剥がれもなく上出来です。

ケースに収めます。

s-judenki209

電源コードとバッテリー接続用のワニ口を付けて

s-judenki210

ヒートシンクの所に放熱のための穴を開けました。

電源には19VのACアダプターを使い、2A流れるように半固定抵抗を調整しました。実際に充電してみると、ヒートシンクが熱々!もっと大きい物にしないとダメそうです。また、取説によると消費電力が7Wを超える場合は、Pc100W以上のパワトラを追加する必要があるとのこと。ということで、この充電器は作り直します。(インジケーターや逆接保護ダイオードを追加予定)

でもまあ「クラフトロボで銅箔テープを切って作る基板」については成功だと思います。

(2011-12-14 robo_judenki)

コメント

  1. vegeneet より:

    銅箔テープは厚さ何ミリですか?
    使用している商品分かりましたら教えてください!

    • oink! より:

      スイマセン。6年前に切り売りしているのをヤフオクで買ったので
      何も分かりません。芯にはブランドは書かれていないです。
      幅52mm*3mで800円でした。

  2. ひろT より:

    興味深く拝見しました。
    幾らか切れない部分はカッターで手直しされたとありますが、
    やほり細かい(面積の小さい)パターンはうまく切れないものでしょうか。
    1.27mmピッチ以下の表面実装ICのパッドの作成できないものか?と思っていますが経験からご意見いただけると参考になります。

    • oink! より:

      最近はこの手法で作っていないのでちょっと忘れかけていますが・・・・
      苦手なのは直角に曲がる所です。角にR1でも付いていれば切れるような気がします。
      例えば直線だけとか、蚊取り線香のような緩いカーブのパターンなら1.27mmでも全然問題無さそうです。カプトンテープで両面を貼ればフレキシブルケーブルも作れると思います。

      • ひろT より:

        コメントありがとうございます!直角が苦手なんですね。回路パターン設計のセオリー:配線は一旦45度曲げ後に直角にする、を思い出しました。フレキ試作できるのも興味あります。
        中古のカッティングプリンタがてに入ったらトライしてみようと思います。

        • oink! より:

          配線は一旦45度曲げ後に直角にする—ですか。なるほど。
          それなら切りやすいですね^^

タイトルとURLをコピーしました