MASTECH838というテスター(DMM)を使っているのですが、導通テストをする時はロータリースイッチをグリグリと押し付けて、ブザーが鳴ることを確認してからでないと使えません。
ロータリースイッチの接触が悪いようです。分解してこの部分を清掃しようと思います。
分解
初めに外側の黄色いカバーを外し、裏のネジ2本を抜けば2枚におろせます。
ネジを外したら、下側(写真では右側)を引っ張ってバラします。
裏のカバーが外れたら電池を外し、基板を留めているネジ3本を外します。
基板が表側のケースから外れました。透明レンズは乗っかっているだけです。
ツマミの接点金具は挟まっているだけなので、簡単に外れます。飛ばさないように注意です。
ツマミをそーろと上に外すと、玉が2個付いていました。玉を失くさないように注意です。
90°の方向にもバネと玉を入れて、4ヶ所で押さえれば、ガタツキが減るかもしれません。
クリーニング
接点部分の金属を磨いてやります。ツマミ側は金具は付けたまま、綿棒で磨いてやることにしました。接触するのはくの字の頂点部分なので、ここだけ磨けば良いかと思います。
外側の金具2つは他の4つよりもスリットの幅が広いです。
初めにモノタロウのパーツクリーナー「大阪魂」で磨き、その後接点復活剤で磨きました。
基板側も同様に。こちらはウェスにパーツクリーナーをスプレーして磨きました。
仕上げに接点復活スプレーをさらっと。
あとは逆の順序で組み直せば、メンテ完了です。
バッチリ
ロータリースイッチをブザーモードにすると1の表示です。(ここまでは以前と同じ)
テスター棒の金属部分も接点復活剤で磨いてやりました。
テスター棒同士を付けるとブザーが鳴り、000の表示に変わりました。
今まではこの程度接触しただけでは、ブザーは途切れ途切れジジジジと鳴るだけでしたが、P——–と力強く鳴るようになりました。
分解したら、玉がバラバラになって組み直せなくなることを心配していましたが、分解清掃はそれほど難しくはありませんでした。接点磨きは効果覿面。オススメです。
コメント
大丈夫でしょうか
心配です
テスターのO/Hですね、たまにはやらないといけませんね
自分は、いまでもアナログのやつを使ってます
どうもデジタルは、あわないんですけども
アナログとデジタルといいとこどりで使ってます
まあ、アナログテスターは絶滅危惧種ではないと思いますので
気が楽です。
一時的な復活でしょうか。
いずれにしても、楽しい記事をありがとうございます。
皆様コメントありがとうございます。
憂鬱な気分から離れるためにも、ちょっとコメントしたいと思います。
楽しいことを考えて行こうと思います!
ありがとうございます!
MASTECH MAS838 私も使っていました。(過去形)
テスター棒の抵抗値がとても低く、品質が良くて好きでした。接触不良には未遭遇です。
今メインで使っているDMMは、約二年前に購入したMeterk Mk11です。
これのテスター棒もMAS838と同程度で良いです。しかし、他の方のレビューを見ると最近の製品はテスター棒の抵抗値が若干増えているようです。
Meterk デジタルマルチメーター 2000カウント 1999円
気に入った部分はレビューに記載しました。
AmazonのURLは長くなるから省略します。
Meterk Mk11というのは初めて見ましたが、最近は安いのにしっかり作られたテスターがいろいろありますね。
ま、壊れなければ使い続けるのかもしれません。MASTECH MAS838は温度も測れるのが気に入っています。